「フードテック」という言葉を耳にする機会が増えたけれど、実際にどんな味がするのか、気になったことはありませんか。
2026年6月22日、農林水産省の食堂『あふ食堂』を舞台に、まさにその「食べてみる」という体験を軸にした試食会が開かれました。
霞が関という場所でありながら、一般の方も入館できるこの食堂が、食の未来を社会につなぐ実証の場として注目を集めています。

◆◇「食べる」を通して未来の食を動かす場所
農林水産省の庁舎地下1階にある『あふ食堂』は、国産食材や有機農産物、被災地産食材を積極的に取り入れ、週替わりで毎日8種のメニューを提供する食堂です。
「あふ」という名前には、農業・林業・漁業・食品(Agriculture, Forestry, Fisheries and Food)の頭文字だけでなく、古語の「会ふ(出会う)」「和ふ(混ぜ合わせる)」「餐ふ(食事のもてなしをする)」という意味も重ねられています。
ランチに福島県産のお米や沼津から直送した魚が並ぶ、産地の魅力を体感できる食堂でもあります。
そんな場所だからこそ、単なる「話題の技術」として消費されがちなフードテック食品を「まず食べてもらう」という実証の場として選ばれた理由が、自然に伝わってきます。
◆◇鈴木農林水産大臣も参加した試食会で見えてきたこと
今回の試食会には、鈴木農林水産大臣や尾﨑内閣官房副長官に加え、各国大使館の関係者、報道関係者など幅広いゲストが集まりました。
会場には複数のフードテック事業者が出展し、非動物由来タンパク食品や、機能性・栄養面で優れた新規食品などが一堂に並びました。
参加者それぞれが実際に口にして評価するスタイルは、商品改良や需要拡大、さらには社会実装へとつなぐサイクルの第一歩です。
これまでにも、規格外の玉ねぎを原料にしたアップサイクル調味料「タマネギぐるりこ®」を使った限定メニュー(2025年4月)や、日清食品「完全メシ食堂」カレーの限定提供(2025年9月)など、実際の食堂で試してもらう取り組みを積み重ねてきました。
各国大使館の関係者が多く参加したことからも、フードテックへの国際的な関心の高さがうかがえます。

◆◇ちょっと気になる方は、霞が関のランチに足を運んでみて
東京都千代田区霞が関1-2-1、農林水産省本館の地下1階にある『あふ食堂』は、平日の11:00〜14:00に営業しており、正面玄関の受付で簡単な手続きをすれば一般の方も食事利用として入館できます。
なお、職員のランチタイムにあたる12:00〜13:00は混み合うため、その時間帯を少しずらすとよりゆったり利用できそうです。
埼玉方面からアクセスしやすい方には、入館手続き不要で利用できる『あふ食堂 さいたま新都⼼店』(さいたま市中央区新都心2-1、さいたま新都心合同庁舎2号館1階、平日11:30〜14:00)も選択肢のひとつです。
産地の食材と食の未来が交差するテーブルで、平日のランチを少し特別なものにしてみたい方に、心に留めておいてほしい場所です。


まとめ
食べることで社会が変わっていく——そんなダイナミックな取り組みを、身近なランチという入口から体感できるのが『あふ食堂』の面白さだと感じます。
詳細やメニュー情報は公式Instagramでも発信されているので、気になる方はチェックしてみてください。
公式リンク
・あふ食堂 Instagram:[[@afu_shokudo]](https://www.instagram.com/afu_shokudo/)
・あふ食堂 さいたま新都心店 Instagram:[[@ahu_saitamashintoshin]](https://www.instagram.com/ahu_saitamashintoshin/)
注釈
[1] 『あふ食堂』への一般入館は、農林水産省正面玄関受付での簡単な手続きが必要です。
[2] 『あふ食堂 さいたま新都心店』は入館手続き不要で利用できます。
[3] 両店舗とも土・日曜・祝日および閉庁日は休業です。