華やかな刺身も、温かな煮込みも。その日の気分で好きなものを並べる夕食には、コース料理とはまた違う楽しさがあります。
今回伺ったのは「魚河岸商店 新橋駅前店」。大きな魚と波を描いた看板が目印です。店内は木目を基調とした明るい空間。壁に並ぶ魚介のポスターにも、海鮮居酒屋らしい親しみやすさがあります。
食卓の主役は「刺身5点盛り」です。
桶に盛られた厚みのある切り身に、大葉や笹、菊の花が彩りを添えています。高さを出した盛り付けは存在感があり、目の前に置かれると、自然と視線が集まります。どれから箸を伸ばそうかと迷う時間も、盛り合わせならではです。
「はまぐり塩焼き」は、貝殻いっぱいに広がる身が印象的。器には汁もたっぷりと入り、添えられたれんげで、身と汁の両方を楽しめる一皿です。
続いて「生カキ焼き」。大きな殻におさまった、ふっくらとした身が目を引きます。青ねぎを添えたシンプルな仕立てで、脇にはレモンも。刺身とはまた違った表情で、魚介を楽しませてくれます。
「カニみその甲羅焼き」は、甲羅をそのまま器にした趣のある一品です。表面についた焼き色も食欲を誘い、スプーンで少しずついただくのが似合います。
海鮮の合間には「カニクリームコロッケ」も。
こんがりと色づいた衣にソースがかかり、サラダとレモン、別添えのソースが並びます。魚介の料理が続く食卓に、こうした洋食の定番が加わると、選ぶ楽しみも広がります。
そして、海鮮とともにいただいたのが「もつ煮込み」です。
黒い器に盛られた煮込みには、白ねぎと青ねぎがたっぷり。華やかな刺身盛りとは対照的な、飾らない佇まいに惹かれます。海鮮を目当てに訪れた夜にも、こうした温かな一品があるとうれしいものです。
刺身、貝料理、揚げ物、そして煮込みまで。ひとつのジャンルに絞らず、食べたいものを気ままに組み合わせられる「魚河岸商店」。新橋で肩肘張らずに食事を楽しみたい日に、覚えておきたい一軒です。
魚河岸商店 新橋駅前店 住所:東京都港区新橋3-26-3 新橋3丁目ビル1F・2F アクセス:新橋駅から徒歩1分