
お屠蘇を、スパイスと発酵で今の一杯に。そんな発想に惹かれて選んだのが、月桂冠の「Gekkeikan Studio no.8」です。日本酒の未来をひらく実験的プロジェクト「Gekkeikan Studio」の第8弾として、2026年10月5日(月)に発売されました。
販売は公式オンラインショップ「月桂冠オンラインショップ本店」と、京都市伏見区の月桂冠大倉記念館の2か所です。720mLびんで価格は3,300円(消費税込)、1,000本の数量限定で販売されます。
◆◇酵母がスパイスの香りを変える「バイオトランスフォーメーション」

「Gekkeikan Studio no.8」は、米のもろみにスパイスを加えて発酵させた、酒税法上「その他の醸造酒」に分類されるお酒です。開発のテーマは、発酵によってスパイス由来の香りが変化する「バイオトランスフォーメーション」です。仕込み時にもろみに加えた陳皮と山椒は米と共に発酵し、スパイス由来の香り成分であるゲラニオールや、爽やかな柑橘香を持つシトロネロール、華やかな果実香を持つ酢酸シトロネリルなど、発酵による香りの変化を活かした酒に仕上げています。
一方で、生姜、シナモン、クローブは、それぞれが持つ香りを生かすために、酒をしぼる直前に加えています。スパイスごとに加えるタイミングを変えることで、発酵によって生まれる香りと、スパイス本来の香りを重ねているのが特長です。アルコール度数は15度以上16度未満です。
酵母だけでもスパイスだけでもできない香り、という研究所らしい発想に惹かれました。お酒の香りの移ろいに興味がある方に、選んでほしい一本です。
◆◇冷やしても、ぬる燗でも。お屠蘇を今の感覚で

お屠蘇は、一年の無病息災を願って飲まれる日本の伝統的な祝い酒です。「Gekkeikan Studio no.8」では、生薬の代わりに親しみやすいスパイスを用い、発酵という月桂冠ならではの方法で現代風に解釈しました。冷やすとさわやかな柑橘香と華やかな香りが調和し、常温では香りに奥行きが生まれて風味がまろやかになります。ぬる燗ではジンジャーや山椒を思わせるスパイス感が際立ち、オレンジジュース割りや炭酸水割りで楽しむこともできます。
ラベルは、正面を1枚のキャンバスに見立てる「Gekkeikan Studio」シリーズの意匠です。今回はプロジェクトナンバー「8」にちなんで漢字の「八」をモチーフにし、スパイスと発酵で香味が変わっていく実験性を、文字の断片化と大胆な再構築で表現しています。背面は、研究所の試験管に貼られたシールのような、記号化されたラベルに仕上げられています。
正月の祝いの席はもちろん、誕生日や記念日など、良いことがあった日の乾杯にも似合いそうです。
◆◇伝統を分解して、もう一度組み立てる
お屠蘇という伝統を、研究所の視点で分解して組み立て直したような一本です。試作段階の商品をお客様と共有し、その声を次の商品開発に生かしていくプロジェクトなので、味わった感想を届ける楽しみもあります。いつもの日本酒とは少し違う香りを、今年のお祝いの席に迎えてみてはいかがでしょうか。
まとめ
スパイスと酵母の組み合わせから生まれた、月桂冠らしい実験精神の詰まったお祝いの一杯です。購入は、月桂冠オンラインショップ本店の商品ページから確認できます。
公式リンク
・Gekkeikan Studio no.8(月桂冠オンラインショップ本店):gekkeikan-shop.jp
・Gekkeikan Studio 公式サイト:gekkeikan.co.jp
・Gekkeikan Studio no.8 発売(リリース):PR TIMES