街から本屋が消えていく時代に、ハムと本が隣り合う場所が生まれようとしています。
大阪・石橋に、2026年8月1日オープン予定の『ハムと本と、』は、食べること・読むこと・人と出会うことが自然に重なる、新しいかたちの地域の居場所です。
大阪梅田から阪急宝塚線でわずか約15分という距離も、気軽に足を運んでみたくなる理由のひとつでしょう。

◆◇築100年の古民家で、ハムと本が出会う場所
石橋阪大前駅から徒歩1分、石橋商店街にほど近い築100年の古民家を改修した建物が、『ハムと本と、』の舞台です。
改修設計は奥田達郎建築舎/設計事務所が手がけており、長い時間を重ねてきた空間に新しい息吹が吹き込まれています。
一階には、フランス・バスク地方で2年間シャルキュトリーづくりを学んだ「ハム横山」と、池田市で10年以上書店を営んできた独立系書店「まがり書房」が軒を連ねます。
さらに、『ツレがうつになりまして。』で知られる漫画家・細川貂々さんの小さな書店「てんてん堂」も一角に開かれ、自身の著書を中心にセレクトされた本が並ぶ予定です。
ランチに立ち寄りながら気になる一冊を手に取ったり、本棚を眺めた帰りに立ち飲みで一杯——そんなゆるやかな過ごし方が自然に生まれる設計は、「目的なく来ていい場所」を求めている方の心に刺さるはずです。
営業時間は12時から22時(予定)で、定休日は火曜日(飲食店は火・水曜定休)。
二階はトークイベントや子ども向けの居場所としても活用され、イベント企画の持ち込みや貸しスペース利用にも対応しています。
◆◇丁寧な仕事と、多様なつながりが生む温かさ
「ハム横山」を営むのは、フランス・バスク地方での修業経験を持つシャルキュトリー職人です。
発酵・燻製の技術で一つひとつ手づくりされるハムやソーセージは、日本の食材を生かして作られており、生産者や地域とのつながりも大切にしながら製造されています。
また、ダウン症の息子の誕生をきっかけに、障がいのある人も安心して働ける場所をつくりたいという想いで2025年に石橋地域でハム工房を開業したという背景が、この場所に込められた温かさをひと言で説明してくれます。
「まがり書房」のセレクト哲学も印象的で、「人を通り過ぎるのでなく、人にとどまる本。大きな的でなく、小さな的を射抜く本。」という言葉が選書の軸になっています。
新刊・古本・リトルプレスまで幅広いラインナップは、本屋でよく知らない棚の前に立ち止まる、あの時間が好きな方にこそ訪れてほしい書架になりそうです。
クラウドファンディングは7月10日から9月11日(予定)にかけて実施中で、開始から2週間で目標金額200万円の80%を達成するなど、地域内外から大きな関心を集めています。

◆◇「ここに来れば誰かがいる」と思える場所が、今求められている
週末、特に行くあてもないけれど家にいるのも少し息苦しい——そんな気分のときに、目的を決めずに立ち寄れる場所がそばにあることの心強さは、年齢を問わず伝わるのではないでしょうか。
オープン日の8月1日には施設見学会・試食会(予約制)・関係者座談会からなるオープンデーが午前10時から開催される予定で、初めて訪れるきっかけとしてもぴったりです。
大阪・北摂エリアで「食と本と人」が交差する新しい居場所を、一度体感してみたくなる場所です。


まとめ
食べること、読むこと、ふらりと立ち寄ること——どれかひとつでも好きな方に、『ハムと本と、』はきっと心地よい目的地になりそうです。
最新のイベント情報や営業詳細は公式Instagramで随時更新されているので、気になる方はチェックしてみてください。
公式リンク
・クラウドファンディング:ハムと本と、あなたと、商店街に居場所をつくりたい!
・Instagram:@hamtohonto
注釈
[1] 営業時間(12:00〜22:00)および定休日(火曜・飲食は火水曜定休)はオープン時点の予定。
最新情報はInstagram @hamtohonto で確認を。
[2] クラウドファンディングの実施期間は2025年7月10日〜9月11日(予定)、プラットフォームはGIVING100 by Yogibo採択事業。