特別な記念日に、あるいはここぞというシーンで腕元に添えたい時計を探しているとき——単なる「時間を見るもの」を超えた、物語を持つ一本に出会いたくなることがあります。
ブライトリングとアストンマーティンが手を組んだ新作コレクションは、まさにそんな瞬間のために生まれたような、圧倒的な存在感を持つクロノグラフです。
ただ美しいだけでなく、60年以上をまたぐ二つのレガシーが融け合ったこの時計に、思わず目が留まりました。

◆◇スクリーンと道路の向こうから届いた、時代を超える腕元のアイコン
1965年公開の映画『007/サンダーボール作戦』で、ショーン・コネリー演じるジェームズ・ボンドが纏ったトップタイム ref. 2002と、その隣に佇んでいたAston Martin DB5。
あの銀幕のワンシーンから60年の時を経て、ブライトリングとアストンマーティンがふたたびタッグを組み、『トップタイムB01クロノグラフ41 トリビュート トゥ Aston Martin DB5』を世に送り出しました。
1963年に登場したDB5が英国デザインの象徴として今なお語り継がれるように、この新作もまた「時代を超えていく一本」として設計されています。
クッション型のケースフォルム、溝が刻まれたコーナー、マッシュルーム型のプッシャーといった1960年代のクロノグラフを思わせるディテールが、手首の上でモダンレトロな空気をまとわせてくれます。
クラシックカーのダッシュボード計器にインスパイアされた「スクワークル」形状のサブダイヤル、そしてDB5のステアリングホイールから着想を得た木製インナーリングなど、ウォッチケースの中に自動車の情景が宿っているような感覚は、この時計ならではの楽しみ方といえるでしょう。
◆◇三つのエディションから、自分だけの一本を
コレクションは素材と仕上げの異なる3モデルで展開されます。
最もオリジナルのトップタイム ref. 2002の精神に近いとされるのが、シルバーダイヤルのステンレススチールモデルで、限定1,022本という数字はそのコレクター精神をくすぐります。
より深みのある印象を求める方には、プラチナ製ベゼルと高光沢のブラックラッカー文字盤を組み合わせたスチール&プラチナモデル(限定315本)が選択肢に入ってくるはずです。
そしてコレクション最高峰に位置するのが、18Kレッドゴールドケースにブライトリング初採用となる天然オニキスの文字盤を組み合わせた限定250本のモデルで、一本ごとに刻まれたシリアルナンバーが所有する喜びを静かに高めてくれます。
手染めのグラデーションレザーストラップは高級車のインテリアを想起させる深みある色合いで、どのエディションを選んでも、腕元に触れるたびに素材の豊かさを感じられる仕立てになっています。
心臓部にはCOSC認定のブライトリング マニュファクチュール キャリバー 01を搭載し、70時間のパワーリザーブを備えているため、週末に少し腕から外しても時刻の狂いを気にせず再び着けられる安心感があります。
サファイアクリスタルのシースルーケースバックからは、アストンマーティンのロゴを刻んだ専用ローターを眺めることができ、裏側のディテールまで手を抜かない姿勢に、二つのブランドが共有するクラフツマンシップへのこだわりが表れています。

◆◇物語を腕元に纏いたい人へ
華やかなドレスアップシーンはもちろん、デニムにジャケットを羽織ったカジュアルな週末のコーデにも、この時計の持つモダンレトロな雰囲気はなじんでくれそうです。
映画や自動車の歴史に思いを馳せながら時刻を確認する——そんな豊かな時間の使い方ができる一本を探している方の腕元に、静かに、しかし確かな存在感でおさまるコレクションだと感じます。


まとめ
60年を超えるふたつのデザインレガシーが交差したこのコレクションは、腕時計に「物語を持たせたい」という方の審美眼にしっかりと応えてくれる仕上がりです。
各エディションの詳細や取り扱い店舗については、ブライトリングの公式サイトでご確認ください。
公式リンク
・公式サイト:ブライトリング
注釈
[1] COSC(スイス公式クロノメーター検定機関)によるクロノメーター認定を取得したムーブメントを搭載。