世界的なウイスキーブームが続くなか、「本当に好きな一本」を探し求める人たちの目が、ますますシングルカスクへと向かっています。
一つの樽からしか生まれない、唯一無二の味わいと希少性——そこに惹かれる感性は、ワインのビンテージを選ぶ喜びにも似ています。
京都のバー文化を長年牽引してきたバーテンダー・西田稔氏が監修する『四神』シリーズの第三弾が、いよいよ姿を現しました。

◆◇北の守護獣を冠した、重厚な一樽との出会い
京都のウイスキーセレクトショップ『Cask salon de K』が展開する『四神』シリーズは、京都の地を守護するとされる青龍・白虎・玄武・朱雀の四神になぞらえた特別なコレクションです。
2025年12月リリースの第一弾「青龍(ラフロイグ)」、第二弾「白虎(グレンアラヒー)」に続く今作は、北の方角を司る「玄武」の名を冠しています。
その玄武にふさわしい蒸溜所として選ばれたのが、1812年創業、スコッチウイスキーとして史上初めて英国王室御用達(ロイヤルワラント)の称号を授かった「ロイヤルブラックラ」です。
シェイクスピアの『マクベス』の舞台とも語られるコーダー城の領地に根ざした蒸溜所の歴史的な重みが、「玄武」という名とともに静かに響いてくるような選定だと感じます。
◆◇西田氏の選定眼が引き出した、オロロソオクタブ由来の複雑さ
ロイヤルブラックラはハイランドモルトのなかでも多彩なシェリー樽熟成にこだわり、冷却濾過や着色を一切施さない製法で知られています。
今回のシングルカスクは2014年蒸溜・11年熟成で、オロロソオクタブカスクでフィニッシュされた87本限定のボトル。
西田氏のテイスティングコメントには、青りんごや洋ナシ、バニラ、カカオニブ、そして濃厚なレーズンやキャラメルが重なる香りが記されています。
口に含めば、クリームブリュレやパンケーキを想わせる甘くリッチな風味に、ダークチョコレートのニュアンスとウッディな余韻がゆっくりと広がり、最後にかすかな塩味がその美味しさを引き締めると表現されています。
アルコール度数52.9度、700mlで税込21,780円という仕様は、カスク強度のボトルをじっくり楽しみたい方にとって、樽そのものの個性を余すことなく味わえる贅沢な設計です。

◆◇特別な夜に、あるいはウイスキー好きな人へのギフトに
世界に87本しか存在しないという事実が、グラスを傾けるひとときを静かに格上げしてくれそうな一本です。
自分へのご褒美として、あるいは本物のウイスキーを愛する大切な人へのプレゼントとして、公式オンラインショップで詳細を確認してみてください。
第四弾「朱雀」のリリースも予定されているとのことで、四神がそろう日を楽しみに待ちながら、今作をゆっくり味わいたいものです。

まとめ
一樽限りの希少性と、京都のバー文化が培ってきた審美眼が重なり合う『四神 玄武 ロイヤルブラックラ 2014/11年』は、ウイスキーの深みを知る人ほど惹かれる一本だといえます。
気になる方はお早めに『Cask salon de K』公式オンラインショップをのぞいてみてください。
公式リンク
・購入:玄武 ロイヤルブラックラ 2014/11年(Cask salon de [K)]
・公式サイト:Cask salon de [K]
注釈
[1] 『四神』シリーズは『Cask salon de K』公式オンラインショップでの販売。
在庫がなくなり次第終了となります。