ジュエリーを「身につけるもの」から「思想を宿すもの」として捉え直すとき、選ぶ基準そのものが変わる気がします。
ファッションとアートの境界線が溶けはじめた今、こだわりのある一点を手もとに置く喜びに注目が集まっています。
そんな気分にぴったり寄り添う個展が、今夏の表参道に届きます。

◆◇ヴィンテージと現代が交差する、GIFTEDという視点
ジュエリーブランド『GIFTED』は、デザイナー・増﨑啓起氏が2011年に設立したブランドです。
数十年にわたって流通し続けるヴィンテージジュエリーや民芸品の構造・様式を幅広く参照しながら、複数の異なる価値観を調和あるいは脱構築することで、現代における新たな普遍性を追求しています。
90年代のシルバーアクセサリームーブメントを原点に持ちながら、コンテンポラリージュエリーの文脈にも精通している点が、このブランドを唯一無二にしている理由のひとつといえるでしょう。
ファッションの文脈の中で「長く手もとに置きたい一点」を探している方や、ジュエリーに物語性を求める方の心に深く刺さるブランドだと感じます。
◆◇「変化の痕跡」を纏う——新作コレクション「ALTER SPUR」
今回の個展タイトル『ALTER SPUR』は、「変化・逸脱」を意味する「ALTER」と、「突出・分岐・派生」を意味する「SPUR」を組み合わせたブランド独自の造語です。
これまで積み重ねてきた造形や思想を受け継ぎながら、その枠組みを意識的に更新していく——そんな現在地を象徴するタイトルになっています。
展示では、新たなチェーンシリーズ『IMPLOSION SPUR CHAIN』から派生したダブルリングや、アップデートされたリング・ネックレス、新モチーフのペンダントなどが並びます。
たとえば『IMPLOSION SPUR CHAIN BRACELET』(456,500円・税込)や、存在感あるフォルムが印象的な『IMPLOSION SPUR DOUBLE RING』(78,100円〜640,200円・税込)、アーチ状の造形が美しい『ARCHE RING』シリーズ(276,100円〜546,700円・税込)など、シンプルなシャツやドレスに合わせたときに、その一点だけで会話が生まれそうな作品たちです。
ネックレスは『MISSING LIGHT NECKLACE L』(157,300円・税込)や『INVOLTA NECKLACE L SV』(137,500円・税込)など、デイリーに取り入れるというよりも、特別な日の装いに「言葉よりも雄弁な何か」を加えたいときに選びたくなるピースが揃っています。
また2026年はGIFTEDにとって20周年へ向けた新たなフェーズの始まりでもあるとのこと。
節目の年に発表されるコレクションには、ブランドの変容の過程そのものが刻み込まれています。

◆◇週末の表参道で、じっくり「選ぶ」時間を
個展は2026年6月27日(土)から7月20日(月・祝)まで、表参道のGYRE B1Fにある『CIBONE』にて毎日11:00〜20:00で開催されます。
デザイナーの増﨑啓起氏も会期中に多数在廊予定で、作り手の言葉とともにジュエリーに触れられる貴重な機会になりそうです。
アート好きな友人へ、あるいは自分への夏の節目のご褒美として——じっくり選ぶことを楽しみたい方に届けたい展示です。


まとめ
「長く手もとに置けるジュエリー」を真剣に探している方にとって、この夏の表参道は外せない場所になりそうです。
詳細は公式サイトや会場のCIBONE(表参道)にてご確認ください。
公式リンク
・公式サイト:GIFTED
・会場:CIBONE([表参道)]
注釈
[1] 掲載価格はすべて税込表示です。