時計好きの間で、今「アート×時計」という文脈がじわじわと注目を集めています。
ただ時を刻むだけでなく、身につける人のアイデンティティそのものを映す存在として、腕時計の価値観が問い直されているように感じます。
そんな流れの中で、ドイツが誇る時計ブランド『NOMOS GLASHÜTTE(ノモス グラスヒュッテ)』が、まったく新しいかたちの受注生産シリーズ『Twice Unique(トゥワイス・ユニーク)』を打ち出しました。

◆◇18金とステンレス、2本でひとつの世界観
『Twice Unique』が他のコレクションと一線を画するのは、その販売スタイルにあります。
すべてのピースが、同じデザインをまとった18金ゴールドとステンレススチールの2本1ペアで届くのです。
18金ゴールドは存在感のある華やかさを、ステンレスは飾らない現代的な美しさを体現していて、異なる素材でありながらデザインを共有するという逆転の発想が、このコレクション最大の魅力といえます。
ベースモデルはタンジェント 33、テトラ 27、ラドウィッグ、オリオン ネオマティック、タンジェント ネオマティック 38 アップデイトの5種で、価格帯はモデルによって税込3,127,300円〜4,356,000円(ペア)となっています。
時計を2本のペアとして楽しむという選択肢は、パートナーと分け合う特別な贈り物として、あるいはコレクションの中でも象徴的な一対として手元に置きたい方の心に刺さりそうです。
◆◇文字盤は、アーティストとの共同制作
全9種類のダイアルはどれも、ノモス グラスヒュッテのデザインチームだけでなく、外部のアーティストや熟練職人との協働から生まれています。
たとえば『Auric(オーリック)』は、ベルリンを拠点とするギルダーのミシェル・サックスが極上のリス毛のブラシで金箔を丁寧に貼り上げた一作。
『RIVE GAUCHE(リヴ・ゴーシュ)』は現在91歳のアーティスト、アンナ・ディーデリックスが1960年代パリのオートクチュールのために手がけたテキスタイルパターンを4色パッド印刷でミニチュアスケールに再現したもので、腕に乗るほどの小さな文字盤にファッションヒストリーが詰まっています。
星空をイメージした『Urania(ウラニア)』は手作業による銀漆の斑点とスーパールミノヴァでグラスヒュッテの夜景を表現し、『Moiré(モアレ)』はノモス初のギョーシェ彫りで光の角度によって波紋が揺れて見えます。
受賞歴をもつ金細工師サスキア・リチナが緻密な手彫りを施した『Scribble(スクリブル)』シリーズや、数時間かけて表面粗さ約1ミクロンにまで磨き上げた鏡面ダイアルの『Now(ナウ)』、砂粒ギロシェが生み出す柔らかなグラデーションの『Drift(ドリフト)』など、9種それぞれにまったく異なる技術と物語が宿っています。

◆◇2026年限定・完全受注生産という希少性
今コレクションは2026年限定の完全受注生産で、全28ペアという希少なタイムピースです。
裏蓋には限定を示す刻印が施されるため、手元に届いた瞬間からコレクターズアイテムとしての存在感を放ちます。
量産品にはできない自由な発想と確かなクラフトマンシップを両立させたこのシリーズは、時計そのものをアートとして纏いたい方や、人生の節目を記念する一本を探している方にとって、ひときわ響くコレクションになるでしょう。


まとめ
「時計を選ぶ」という行為の意味を、もう一段深いところから問いかけてくるシリーズです。
詳細や受注方法については、公式サイトや取扱店舗でご確認いただくのがおすすめです。
公式リンク
・公式サイト:NOMOS GLASHÜTTE [日本公式]
注釈
[1] 価格はすべて税込・1ペアの価格。
モデルにより異なります(タンジェント 33:3,127,300円、テトラ 27:3,232,900円、ラドウィッグ:3,319,800円、オリオン ネオマティック:4,342,800円、タンジェント ネオマティック 38 アップデイト:4,356,000円)。