「美しさ」という言葉を、最後に真剣に考えたのはいつだったでしょう。
SNSでルッキズム批判が飛び交う今、ミスコンテスト業界に20年以上向き合ってきた一人のプロデューサーが、正面からその問いに立ち向かいました。
横浜で開催された講演会の内容が、静かに、でも確かに話題を呼んでいます。

◆◇「挑戦する女性の舞台を守りたかった」——20年の言葉
ベストオブミス創設者の内田洋貴さんは、20代から40代まで成人してからの人生のほとんどをミスコンテストに費やしてきた人物です。
全国47都道府県を飛び回り、地方大会から日本大会、世界大会まで、これまで1万人を超える女性たちの挑戦を見届けてきたといいます。
周囲から「もう辞めた方がいい」と言われ続けた時期もあったそうですが、その問いへの答えとして、講演の場でこう語りました。
「ミスコンを守りたいわけではありません。挑戦する女性たちの舞台を守りたかった」という言葉は、長年の問いへの、飾りのない答えだったのかもしれません。
◆◇「外見を見ないこともできない」——ルッキズム議論の核心へ
「女性を外見で評価している」「現代社会にそぐわない」——ミスコンへの批判はSNSを中心に根強く存在します。
内田さん自身も「外見だけで人の価値が決まるとは思っていない」と前置きしつつも、「外見を評価することそのものが悪だと言われる社会にも違和感がある」と率直に発言しました。
さらに、AIが履歴書選考や採用・マッチングといった場面で人を評価する時代の到来を踏まえ、「AIは顔の左右対称性や黄金比を分析できるが、その人がどんな想いで挑戦しているかまでは評価できない」と続けます。
AIが人を見る時代だからこそ、人間にしか見つけられない魅力や可能性があるのではないか——その問いは、美容や自己表現に関心を持つ多くの女性にとっても、他人事ではないテーマかもしれません。

◆◇2026年秋、「美しさは差別なのか」を全国で問う
講演の締めくくりに発表されたのが、『美しさは差別なのか』をテーマにした全国公開討論プロジェクトです。
心理学者、AI研究者、フェミニズム研究者、元ミス日本代表、ミスコン出場経験者など多様な立場の登壇者を招き、2026年秋のスタートを予定しています。
自分らしさや美しさについて、誰かの答えではなく自分なりの言葉で考えてみたい方にとって、この議論の場は一つの入口になりそうです。


まとめ
「美しさ」と「評価」をめぐる問いは、ファッションや美容を楽しむ日常の中にも静かに存在しています。
プロジェクトの詳細や最新情報は、内田洋貴さんの公式Instagramでご確認ください。
公式リンク
・Instagram:@uchidahiroki045