Article 2026/06/17

岡山大学がユネスコ75周年フォーラムへ。地域から世界へつながるESDの最前線

岡山大学がユネスコ75周年フォーラムへ。地域から世界へつながるESDの最前線

「持続可能な社会」という言葉が、遠い国際会議の話ではなく、自分たちの日常に地続きだと感じる瞬間がありますよね。

2026年5月、東京・渋谷の国連大学で開かれた「ユネスコ加盟75周年記念フォーラム」で、岡山大学がその最前線に立っていたことをご存じでしょうか。

SDGsやESDに関心のある方に、少し立ち止まって読んでほしいトピックです。

◆◇ユネスコの75年という節目に、岡山から世界へ

2026年5月20日、外務省・文部科学省・日本ユネスコ国内委員会・国連大学の共催で開かれたこのフォーラムに、岡山大学から那須保友学長と横井篤文副学長が招待されました。

横井副学長はアジア初のユネスコESDチェアホルダーという肩書きを持ち、ESD(持続可能な開発のための教育)の推進において国際的に認められた立場にあります。

那須学長も2026年4月から、国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)が認定する岡山ESD推進協議会の会長を務めており、地域と世界をつなぐ役割を担っています。

「自分の街の大学が、世界の教育の未来を議論する場にいる」という事実は、サステナビリティに関心を持つ方にとって、なんとも心強い知らせではないでしょうか。

◆◇ユネスコ事務局長・国連大学学長との対話が生んだもの

フォーラムでは、両名がユネスコ事務局長のハリード・エルアナーニー閣下と直接面会し、高等教育の未来やグローバルな課題への対応について意見交換を行いました。

さらに、フォーラムに先立ちユネスコと国連大学が新たな覚書(MOU)を締結したことを受け、国連大学のチリツィ・マルワラ学長、UNU-IASの山口しのぶ所長とも対話の場が設けられました。

岡山大学と国連大学は昨年10月に国際交流協定を締結しており、今回の交流を経て、ユネスコ・国連大学・岡山大学の三者によるさらなる連携強化への期待が高まっています。

国際機関のトップと「地域の大学」が対等に議論を重ねているこの構図は、ESDやSDGsを身近に感じたい方にとって、ひとつの希望の地図のように映るかもしれません。

◆◇「地域と地球の未来」を考えたい日に

SDGsやESDに関心はあるけれど、何から始めればいいか分からない——そんなふうに感じている方にとって、こうした大学の動きは、日常の視野をそっと広げてくれるきっかけになりそうです。

岡山大学が掲げる「地域と地球のありたい未来を共創」というビジョンは、遠い理想ではなく、地域に根ざしながら世界と接続しようとする、具体的な歩みの積み重ねです。

まとめ

ユネスコ加盟75周年という節目に、国際社会の最前線で交わされた対話の記録は、サステナビリティに関心を持つ方の日常に新しい視点を届けてくれます。

取り組みの詳細は岡山大学の公式サイトやSDGsページでも確認できますので、気になった方はぜひチェックしてみてください。

公式リンク

・岡山大学公式サイト:岡山大学

・岡山大学SDGsホームページ:SDGs at [岡山大学]

・岡山大学グローバルエンゲージメントセンター:グローバルエンゲージメントセンター

・ユネスコ加盟75周年記念フォーラム:フォーラム詳細

注釈

[1] ESD(Education for Sustainable Development):持続可能な開発のための教育。

ユネスコが推進する国際的な教育プログラム。

[2] ユネスコESDチェアホルダー:ユネスコが認定するESD分野の研究・教育拠点の責任者。

横井副学長はアジア初の認定者。

[3] RCE(Regional Centre of Expertise on ESD):国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)が認定するESD地域拠点ネットワーク。

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