食卓に届く餃子の皮の下に、どんな物語があるか——ふとそんなことを考える夕食の時間があります。
長野・塩尻の畑では今、ニラを育てながら同時に空で電気をつくる、ちょっと珍しい試みがはじまりました。
2026年6月13日、生活クラブが出資するきらら生活クラブ長野発電株式会社の「はたけの発電所 そらいろ」が竣工し、食とエネルギーをひとつの畑でつなぐ循環がいよいよ動きだしています。

◆◇ニラ畑の上で電気をつくる、塩尻初の試み
長野県塩尻市で初めての畑の上のソーラーシェアリングとなる「はたけの発電所 そらいろ」は、餃子の原料であるニラを栽培する農地に太陽光パネルを設置した発電所です。
設置されたパネルは、太陽の動きを追いかけるように角度と向きが自動で変わる追尾式で、朝から夕方まで効率よく発電できる仕組みになっています。
ここで生まれた電力は「生活クラブでんき」として売電され、餃子を製造する美勢商事株式会社と生活クラブ長野・岡谷センターで実際に使われます。
畑で食材を育て、畑の上で電気もつくり、その電気で食品を加工する——ひとつの土地がいくつもの役割を担うこの取り組みは、エネルギーの自給を身近に感じさせてくれます。
◆◇組合員がつくった愛称「そらいろ」に込められた思い
発電所の愛称は、生活クラブ長野の組合員が考案しました。
「はたけの発電所」という名前に添えるひと言を探し、空の青を表す日本語が78もあることを知りながら、最終的に選ばれたのが「そらいろ」。
晴れた昼の空の色、水色よりも少し濃い明るい青——まさに塩尻の空を映した言葉として名づけられました。
この1年、組合員たちは月に1回ほどニラの定植や収穫に参加し、農地との関わりを深めてきました。
今後は組合員にとどまらず、地元の親子連れを対象にしたニラ収穫体験の参加者も定期的に募集する予定とのことで、畑が地域の人と人をつなぐ場所にもなっていきそうです。

◆◇食の安心を考えるなら、産地の物語まで知りたい
毎日の食卓で生活クラブの冷凍餃子を選んでいる方や、食材の産地や生産の背景まで気にかけたい方にとって、この取り組みはひときわ興味深い話題かもしれません。
食べるものがどこで、どんな人の手によって、どんなエネルギーで作られているかを知ることが、日々の買い物の選択をより豊かにしてくれることがあります。
塩尻の澄んだ空の下で育つニラと、その畑の上で生まれる電気——そんな循環に少し思いを馳せながら餃子を包む夜があってもいいと思います。


まとめ
食とエネルギーを同じ土地でつくるこの試みは、日常の食卓を少し違う角度から見せてくれる視点を与えてくれます。
詳しくは生活クラブの公式サイトやInstagramで、取り組みの背景をのぞいてみてください。
公式リンク
・公式サイト:[[生活クラブ]](https://seikatsuclub.coop/)
・Instagram:[[@seikatsuclub]](https://www.instagram.com/seikatsuclub/)
・加入・資料請求:[生活クラブ [加入ページ]](https://seikatsuclub.coop/service/first.html)
注釈
[1] 「はたけの発電所 そらいろ」は塩尻市初の畑の上のソーラーシェアリング(営農型太陽光発電所)として、2026年6月13日に竣工。