Article 2026/06/17

ドモホルンリンクルが全パッケージを紙化、50年目の誠実なリニューアル

ドモホルンリンクルが全パッケージを紙化、50年目の誠実なリニューアル

スキンケアを選ぶとき、中身だけでなく「外側」にまで目を向ける方が増えてきました。

サステナビリティへの意識が高まる今、長年愛されてきたブランドが包装から見直しを図るという動きは、美容好きにとっても他人事ではない話題です。

50年にわたるコラーゲン研究を背景に持つ基礎化粧品ブランド「ドモホルンリンクル」が、2025年のブランド誕生50周年という節目に合わせ、パッケージを全面的に紙素材へと切り替えました。

◆◇ブランド50年目の決断——パッケージがすべて「紙」になるまで

再春館製薬所の「ドモホルンリンクル」は今回、5年ぶりとなる基本4点の同時リニューアルを実施しました。

従来のパッケージにはパウチや残糸タオル、紙スリーブといった複数の素材が使われていましたが、新パッケージはすべての主原材料を紙に統一した「ブリスター」形状を採用しています。

「ブリスター」とは、内容物を入れる紙製トレイと、それを封じる封台紙で構成されたパッケージのこと。

新パッケージには「結び箱(むすびばこ)」という名前がつけられており、「ドモホルンリンクルとお客様、そして地球の未来を結ぶ」という思いが込められています。

ドモホルンリンクルはかねてから「5R」——リデュース・リユース・リサイクル・リフューズ・リペア——を軸に環境負荷低減に取り組んできたブランドです。

今回のリニューアルはその姿勢がパッケージという形に結実したもので、化粧品を日常的に使うすべての方にとって、選ぶ理由がひとつ増えたと感じる方もいるかもしれません。

◆◇「紙だから仕方ない」を覆した技術——機能性をあきらめない設計

全面紙化を実現するにあたって、最大の課題となったのが「ガラス瓶製品の衝撃保護」「成分や容器を守る気密性」「外部汚染を防ぐバージン性の確保」という三つの機能性をいかに維持するか、という点でした。

これらを可能にしたのが、パッケージ製造を手がける大塚包装工業の独自開発技術「ヒートシールコーティング」です。

トレイ内面と封台紙を接着するヒートシールコート液を塗布することで、接着剤を使わずに熱圧着が可能になり、さらにこのコート液には耐水・耐油性も備わっているため、輸送中に万が一の破損が起きても内容物の液漏れや紙への浸透を低減できる設計になっています。

また、従来は手作業で行っていたパウチや残糸タオルの包装工程を、両社が共同設計した自動包装システムに切り替えることで、トレイの製函から充填、封台紙の熱圧着まですべてを自動化することにも成功しています。

毎日使い続けるスキンケアだからこそ、「届くまでの品質」が守られているという安心感は、長く愛用している方ほど気になるポイントではないでしょうか。

◆◇大切なスキンケアを、地球にも丁寧に

このリニューアルによって見込まれるCO2排出量の削減は年間約30%。

紙素材にはFSC®認証紙[1]を採用しており、製品を手にするたびに森林保全の輪に加わることができます。

環境への配慮を日常の選択肢に組み込みたいと考えている方や、長年「ドモホルンリンクル」を愛用してきた方にとって、変わらない品質のなかに新しい誠実さを感じられる一歩として映りそうです。

まとめ

肌のために選ぶスキンケアが、地球に対しても丁寧な選択につながる——そんな視点を改めて届けてくれるリニューアルです。

新パッケージの詳細や商品ラインナップは、再春館製薬所の公式サイトで確認してみてください。

公式リンク

・公式サイト:[[再春館製薬所]](https://www.saishunkan.co.jp/)

注釈

[1] FSC®認証紙とは、適切に管理された森林から調達されたことを認証する国際基準に基づく素材です。

大塚包装工業(FSC®-C131331)、再春館製薬所(FSC®-N004839)が認証を取得しています。

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