6月、東京の街を走る山手線に、いつもとちょっと違う空気が流れています。
アートと社会のあり方を問い続けるクリエイティブカンパニー・ヘラルボニーが主催する国際アートアワード『HERALBONY Art Prize 2026』の展覧会開催を記念し、山手線の広告枠をすべて独占したラッピングトレインが6月16日(火)から6月27日(土)まで運行中です。
通勤や日常のふとした移動が、アートと出会う時間に変わるかもしれません。

◆◇山手線が、まるごとアートの世界に
全11両の車体に『HERALBONY Art Prize 2026 Exhibition』のロゴをまとったラッピングトレインは、山手線1編成の広告枠すべてを使った特別仕様です。
車内の映像媒体(トレインチャンネル・窓上チャンネル・サイドチャンネル)では、JR東日本が選出する企業賞「JR東日本賞」を受賞した作家・KIYO氏の制作風景を収めたムービーをはじめ、アワードの世界観を体感できる映像が流れています。
毎日乗り慣れた山手線なのに、いつもと違う景色が広がる——そんな不思議な高揚感を、通勤・通学の途中でふいに体験できるのが今だけの楽しみです。
また車内の広告には、グランプリ作家を含む受賞作家6名の名前が大きく掲出されています。
肩書きや説明ではなく、作家の「名前」そのものを主役に据えたコンセプトは、同じ時代を生きる一人の表現者として存在を知ってほしいという想いから生まれたもの。
シンプルだからこそ、名前がずっと心に残りそうです。
◆◇JR東日本賞作家・KIYOさんの作品が語りかけるもの
ラッピングトレインの映像でフィーチャーされているKIYO氏は、幼少期から絵を描き続けており、制作は人生そのものともいえる営みだといいます。
画材はクレヨンとボールペン。
指や顔をクレヨンで汚しながらお絵かき帳に向き合い、納得がいかなければ細かく破ってすぐ次へと向かう——そのスピードは一日に数枚の絵を描き上げるほどです。
日々移り変わる景色からヒントを得て描かれるKIYO氏の作品は、図形や生き物を思わせる形態を力強く展開し、時には紙の裏面まで塗り重ねながら独自の色彩世界をつくり出しています。
JR東日本賞の選定コメントには「三角や丸のモチーフに独自のリズムと息づかいを感じ、力強くも素朴な線や鮮やかな色彩から、KIYOさんの心の動きがまっすぐに伝わってくる」という言葉が添えられていました。
JR東日本賞受賞作のタイトルは《希望》。
その名の通り、見る人の想像力をそっと広げてくれる作品です。

◆◇展覧会は6月27日まで、入場無料で体験できます
展覧会『HERALBONY Art Prize 2026 Exhibition Presented by 東京建物|Brillia』は、東京・丸の内の三井住友銀行東館1階 アース・ガーデンにて2026年5月30日(土)から6月27日(土)まで開催中(毎日10時〜18時)です。
グランプリ作品や審査員特別賞・企業賞受賞作品を含む、総勢56名による62点の作品が一堂に集まっています。
入場無料なので、丸の内を訪れる機会があればふらりと立ち寄れるのもうれしいところ。
ラッピングトレインと合わせて、アートに触れる週末の過ごし方として取り入れてみたい体験です。


まとめ
山手線に乗るたびに、名前も知らなかった作家の存在が少しずつ身近になっていく——そんな感覚を味わえる機会が、今この瞬間も東京の街を走り続けています。
展覧会の詳細やラッピングトレインの情報は、HERALBONY Art Prize特設サイトでご確認ください。
公式リンク
・展覧会特設サイト:[HERALBONY Art Prize [2026]](https://artprize.heralbony.jp/)
・公式サイト:[[HERALBONY]](https://www.heralbony.jp)
・オンラインストア:[[HERALBONYストア]](https://store.heralbony.jp/)
注釈
[1] 展覧会『HERALBONY Art Prize 2026 Exhibition Presented by 東京建物|Brillia』は2026年6月27日(土)まで、三井住友銀行東館1階 アース・ガーデン(東京都千代田区丸の内1-3-2)にて開催。
入場無料。