健康経営の担当者が「社員の運動機会を増やしたい」と思っても、施策の企画から告知、集計、報告まで一人でこなすのは、なかなか骨が折れるものです。
そんな担当者の負担を、AIエージェントで一気通貫に引き受けようとする新しい取り組みが動き始めました。
ウォーキングアプリ『運動サプリ®』を核とした『健康経営AIエージェントパッケージ』が、共同PoCパートナーの募集を開始しています。

◆◇「自然言語で指示するだけ」が、健康経営の現場を変えるかもしれない
担当者がAIエージェントに向かって「社員100名向けに、無理のないウォーキング施策を10万円の予算内で実施したい」と話しかけるだけで、チャレンジの設計から参加案内、達成判定、報酬配分、レポート作成までが動く——そんな運用を目指す仕組みが、この『健康経営AIエージェントパッケージ』です。
Claude CodeやCodexといったAIエージェントが、MCP(AIが外部システムを呼び出す標準的な接続方式)を介して『運動サプリ®』を直接呼び出し、施策全体を回していきます。
資金移動や運動負荷の設定といった重要な判断は、必ず担当者が承認・署名する「AI-operated, human-approved」の設計になっているので、AIに任せながらも要所では人が関与できる安心感があります。
構造的な人手不足が続く中でも、少人数で健康経営の運用を担いたいという組織にとって、注目しておきたいアプローチです。
◆◇報酬に「日本円ステーブルコイン」を使う、その理由
達成した社員への報酬として、日本円ステーブルコイン「JPYC」(資金決済法上の電子決済手段、額面1円=1JPYC)を活用しているのが、このパッケージのユニークな点のひとつです。
従来のポイントやギフト券では難しかった「達成・不達に応じた条件付きの自動配分」が、スマートコントラクト(あらかじめ定めたルールで自動実行されるプログラム)によって可能になります。
たとえば配分先を家族・チーム・寄付先・スポンサー返金などから本人が選べる設計を想定しており、「歩く理由」を一人ひとりに合わせてカスタマイズできる余地があるのも特徴です。
JPYCは投機的な暗号資産ではなく、あくまでプログラマブルな報酬配分の仕組みとして活用されていて、参加者のウォレットへの受け取りや日本円への換金は本人が自身の手で行う「セルフカストディ型」の設計です。

◆◇健康経営を「繰り返し改善できる仕組み」にしたい担当者へ
単発の施策で終わらず、毎回の参加率・達成率を見ながら次のチャレンジ設計に活かしていきたい——そんな課題意識を持つ健康経営担当者にとって、この共同PoCは検討する価値がありそうです。
PoC参加費は原則無償(JPYC報酬原資・オンチェーン実費・自社の法務労務税務確認費用は参加企業負担)で、期間は準備からチャレンジ・振り返りまで約2〜3ヶ月、対象人数は1社あたり50〜500名が想定されています。


まとめ
AIと日本円ステーブルコインという新しい組み合わせで、健康経営の「実施と改善のサイクル」をどこまで回せるかを検証しようとする意欲的な取り組みです。
詳細や応募については、公式サイトの共同PoC応募フォームから確認できます。
公式リンク
・共同PoC応募フォーム:[健康経営AIエージェントパッケージ [共同PoC]](https://espl.jp/poc/health-ai-agent)
・サービスサイト(運動サプリ®):[[espl.jp]](https://espl.jp)
注釈
[1] JPYCは資金決済法上の電子決済手段であり、額面1円=1JPYCです。
投機的な暗号資産とは異なります。
[2] 本パッケージはPoC(概念実証)段階であり、正式サービス提供前の共同検証として実施されます。
[3] 社員の参加は任意で、不参加による評価上の不利益はないとされています。