日本酒やクラフトスピリッツへの関心が世界的に高まるなか、ロンドンのシーンがとりわけ熱を帯びています。
有名ブランドだけでなく、地方の小さな蔵元や食品メーカーの個性的な一本を求める動きが、海外のレストランやバーのプロたちの間でも広がっているようです。
そんなタイミングに合わせ、英国未上陸の日本産品を一堂に集めた招待制の商談会が、ロンドンで開かれました。

◆◇ロンドンの食のプロが初めて出会う、日本の「まだ知られていない一本」
2026年6月8日・9日の2日間、ロンドンのソーホー地区にある会場「MOI」で、日本酒を中心とした日本産品のテイスティング商談会「STANDAGE London Japanese F&B Tasting」が開催されました。
完全招待制で行われたこのイベントには、英国のレストランのソムリエ、バーや酒類販売店の経営者、輸入・流通事業者など約50名が来場しています。
出品したのは、日本各地の中小企業15社が手がける商品で、その多くが現時点では英国に輸入されていないもの。
海外のバイヤーたちにとっては、これまでの仕入れルートでは出会えなかった生産者の作品と、初めて向き合う場になりました。
来場したソムリエからは「消費者は常に新しい商品や体験を求めている。今回紹介された商品には、そうした新しさを感じた」という声も上がり、既知の日本酒ブランドにとどまらない広がりへの期待が感じられます。
◆◇日本酒・泡盛・梅酒から、プレミアムアイスまで——想像以上の多彩さ
会場に並んだラインナップは、日本酒(純米吟醸・純米大吟醸を中心に複数蔵元から出品)を筆頭に、泡盛、梅酒、日本産ジンジャーワインやジンジャースパークリング、さらには赤ワインまで、幅広いカテゴリーを網羅するものでした。
GI和歌山梅酒の認定を受けた熊平梅酒や、Kura MasterやIWSC(International Wine & Spirits Competition)などの国際コンペティションでの受賞歴を持つ商品も含まれており、品質の裏付けも充実しています。
注目を集めたのはお酒だけではありません。
48時間かけてゆっくりと凍らせるスロー製法で作られた純氷キューブや、スティック氷「一丸」・ダイヤモンドアイスといったプレミアムアイスも出品され、カクテルや高級スピリッツの表情をさらに引き立てる素材として、バーや高級ホテル向けに紹介されました。
また、書籍『Japanese Wine』の著者であるNick Rowan氏も来場するなど、日本産ワインへの関心の高まりも印象的なシーンのひとつでした。

◆◇日本の「まだ見ぬおいしさ」が、世界の食卓へ届くまで
来場者の半数以上が具体的な仕入れの検討に進んだという結果は、日本の地方産品が持つポテンシャルを改めて教えてくれます。
日本にいると当たり前のように手に取れる地酒や食品も、ロンドンのバーカウンターや星付きレストランの食卓に並ぶ日がそう遠くないかもしれません。
旅先でふと手にした一杯が、はるか遠い蔵元からの贈り物だったとしたら——そんな出会いが少しずつ世界に広がっているのだと知ると、国内の銘品を選ぶ目も、また変わってきそうです。


まとめ
地方の小さな生産者が世界とつながる動きは、これからも続いていくはずです。
今回の商談会の詳細や今後の展開については、公式サイトでご確認いただけます。
公式リンク
・公式サイト:[[株式会社STANDAGE]](https://www.standage.co.jp/)
注釈
[1] Kura Master・IWSC・National Sake Appraisalは国際的な酒類コンペティション。
出品商品の一部がこれらで受賞歴を持つことはPR原稿に記載あり。