「好きなブランドの服が、どうやって生まれているのか」——ふと気になったことはありませんか。
ファッションを愛するなら、その舞台裏にある企画や生産の話も、きっと他人事ではないはずです。
2025年6月10日、池袋サンシャインシティで開催されたアパレル業界最大級の展示会「アジアファッションフェア(AFF)」のトークショーで、そんなファッションの未来像を語る場がありました。

◆◇ファッション好きが知っておきたい、業界の「いま」
「アジアファッションフェア(AFF)」は2003年の創設以来、20年以上続く日本最大規模の繊維・アパレルODM/OEM展示会です。
日本各地だけでなくアジア各国からも、ブランド企業や百貨店、専門店などさまざまな業態のバイヤーが一堂に会し、2025年の東京展では852社・1,036ブースが出展しました。
今回のトークショーでは、ファッションジャーナリストであり一般社団法人東京ファッションデザイナー協議会(CFD TOKYO)代表理事・議長の久保雅裕氏がファシリテーターを担当。
テーマは「TSIにおける企画・生産能力の向上策」という、業界の変化をリアルに映し出す内容でした。
ふだん店頭で手に取る洋服の裏側に、こんな議論があると知ると、お気に入りの1着への見方も少し変わるかもしれません。
◆◇「作って終わり」をやめる——ブランドの進化という視点
トークショーで語られたのは、「作ったもの・仕入れたものをすべて期中に売り切るリテーラー体質へ企業を進化させたい」という方向性でした。
M&Aについても「企業体質を進化させるもの」と位置づけ、メンズ小売の上野商会やデイトナ・インターナショナルを加えることでポートフォリオを広げてきた経緯も紹介されています。
さらに印象的だったのが、ジョルジュ・アルマーニの「デザインは社会貢献である」という言葉を座右の銘に据えた発言です。
「デザインが社会を良くするツール」という意識のもと、変わるのではなく「進化させていく」という表現には、ファッションへの深いリスペクトが感じられます。
若手クリエーター支援イベント「FORTY DEGREES JAPAN」(5月9・10日、東京・原宿の国立代々木競技場第1・第2体育館で開催)を発起した背景にも、その姿勢がつながっているようです。
◎ファッションの未来を担う若い才能へのまなざしにも、注目したいところです。


まとめ
服を選ぶ楽しさの奥に、こんなに熱い議論があるのだと改めて気づかされるトークショーでした。
AFFは2026年6月9日〜11日に池袋サンシャインシティ展示ホールC・Dでの開催も決まっているので、ファッション業界の動きをもっと知りたい方は公式サイトをのぞいてみてください。
公式リンク
・AFF公式サイト:[[アジアファッションフェア]](https://www.asiafashionfair.jp/)
・TSIホールディングス公式サイト:[TSI [Holdings]](https://www.tsi-holdings.com)
注釈
[1] AFF(アジアファッションフェア)は2003年創設・AFF株式会社主催、一般社団法人日中経済貿易センター協力のもと開催される展示会です。
[2] 「FORTY DEGREES JAPAN」は2025年5月9日・10日に東京・原宿の国立代々木競技場第1・第2体育館で開催された若手クリエーター支援イベントです。