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篠田麻里子さんが産後うつ体験を初告白 「国際生理の日」記念イベントで女性の健康課題を本音で語る。

篠田麻里子さんが産後うつ体験を初告白 「国際生理の日」記念イベントで女性の健康課題を本音で語る。

篠田麻里子さんが産後うつ体験を初告白 「国際生理の日」記念イベントで女性の健康課題を本音で語る。

mederi国際生理の日イベント

2025年10月15日(水)、オンラインピル診療サービス「mederi Pill(メデリピル)」を展開するmederi株式会社が、国際生理の日記念イベント「女性の健康課題から考える、働きやすい未来」を開催しました。 経営層・人事・ダイバーシティ推進担当者・メディア関係者など約120名が参加し、女性特有の健康課題について熱い議論が交わされました。

◆篠田麻里子さんが産後うつ体験を赤裸々に告白◆

特に注目を集めたのが、タレントの篠田麻里子さんによる産後うつ体験の告白です。 2020年に出産し、現在5歳の娘さんを育てる篠田さんは、「何かしててもやる気が起きない、涙がでるなど一生懸命やっても身体がついていかない。これが産後鬱なのか、と思いました」と、当時の心境を赤裸々に語りました。

産婦人科医による解説

「ホルモンバランスが影響するのはわかっていましたが、自分でも手に負えなくて、悲しくなったりしていました。産後鬱の経験を経てホルモンのバランスとは何かなど産後鬱を知り、心が楽になりました。知ること、経験することは大事だと思いました」と続け、知識の重要性を訴えかけました。

◇産婦人科医が教える「マタニティーブルー」の真実◇

これを受けて、産婦人科医の郡詩織先生は医学的な観点から補足。 「マタニティーブルは産後、ホルモンバランスによって気分が落ち込むと言われており、3~5割くらいの女性に起こると言われています。決して珍しいものではありません」と、多くの女性が経験する自然な変化であることを強調しました。

「おすすめのセルフケアは、まずは知ることが大事かなと思います。本人が"自然な変化"と理解してセルフケアすることが重要ですね」とアドバイスしました。

パネルディスカッションの様子

◆PPIH取締役が語る「気づかされた女性の我慢」◆

パネルディスカッションでは、株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(ドン・キホーテなどを展開)の取締役兼執行役員・二宮仁美氏も登場。 「私は幸い大きな生理の悩みはなかったのですが、従業員アンケートをとったら実はすごく我慢しているという社員や同僚の声に驚かされました」と、企業の立場から女性の健康課題に対する気づきを共有しました。

「『体調が悪くても表に出さない』『本当は痛みや不調を抱えている』という女性が多いことに気づかされたんです。同じ女性であっても分からない辛さがあると実感し、それ以来、仕事でもプライベートでも女性の声に耳を傾けるようになりました」という言葉は、多くの参加者の心に響いたようです。

生理痛について語る場面

◇篠田麻里子さんが明かすアイドル時代の生理事情◇

生理に関するトークでは、篠田さんが現役アイドル時代を振り返りました。 「10代・20代のアイドル時代は休みなく働いていたのでなかなか生理のことを考えている時間はなかったですね。今思えば、忙しくて体に寄り添うことができていなかったと思います」

「産後は身体も変わっていき、辛い、苦しいとこれまで思ったことがなかったのですが敏感に感じるようになりました。アイドル時代も今もですが、毎回、自分の変化を感じながら学びながらという感じですね」と、ライフステージによる体の変化について率直に語りました。

◆産婦人科医が警告「我慢は禁物、選択肢は豊富にある」◆

郡詩織先生は、現代女性の生理事情について重要な指摘をしました♡ 「妊娠や出産の機会が減った現代では、生涯の月経回数が9倍に増え、その分不調も増えています。重要なのは"我慢しないこと"。ピルや漢方、ミレーナなど選択肢は揃っています」

「生理やPMSは隠すものではなく、相談して改善できる課題であることを、ぜひ知っていただきたいです」と力強くメッセージを送りました。

更年期について語る場面

◇更年期への備え「責任ある立場だからこそケアが必要」◇

イベントでは、40代以降の更年期についても詳しく議論されました♪ 二宮氏は「実はタイムリーに婦人科に行き、更年期の検査をしてきました。症状があったわけではなく、更年期障害の勉強をしたときに他人事ではないと思い、現状を知っておこうと婦人科に行きました」と、予防的な受診の重要性を語りました。

「40代、50代の方は責任のあるポジションに就いている方が多いと思います。責任ある立場で仕事を担う時期と重なるからこそ、自分のケアを意識する必要があると考えています」という言葉は、キャリア女性にとって非常に参考になる内容でした。

フェムテック振興議員連盟からの応援メッセージ

◆フェムテック振興議員連盟からの力強い応援メッセージ◆

イベントの締めくくりには、フェムテック振興議員連盟事務局次長の川崎ひでと議員から、女性がより活躍できる社会の実現に向けた心強い応援メッセージが送られました。 健康への理解促進やフェムテックサービスの活用の重要性について力強い激励の言葉をいただき、参加者の皆さまにとって大きな励みとなったようです◎

◇生理痛再現プログラムで男性参加者も体験◇

会場では、生理痛再現プログラムの体験も実施♡ 実際に痛みの負荷を体験することで、男性参加者を含む多くの方々が女性特有の痛みを理解する貴重な機会となりました◇ こうした体験型のプログラムは、理解促進に大きく貢献したと評価されています。

◆mederi株式会社が目指す「自分らしく働ける未来」◆

今回のイベントを主催したmederi株式会社は、2019年設立のフェムテック企業として、オンラインピル診療サービス「mederi Pill(メデリピル)」や企業向け福利厚生サービス「mederi for biz(メデリフォービズ)」を展開 代表取締役の坂梨亜里咲氏は、「生理やPMS、更年期といった課題は、女性だけの問題ではなく社会全体で向き合うべきテーマです」と総括しました◎

「誰もが自分らしく働ける未来を実現するために、企業と個人が共に歩んでいくことが不可欠です。今回の対話を出発点に、こうした取り組みをさらに広げていきたいと考えています」と、今後の展望を語りました。

mederi会社概要

◆まとめ:女性の健康課題は社会全体で解決すべきテーマ◆

今回のイベントは、女性特有の健康課題がもはや個人的な問題ではなく、社会全体で向き合うべき重要なテーマであることを改めて浮き彫りにしました。 産後うつ、生理痛・PMS、更年期症状といった課題は、従業員の心身の健康だけでなく、キャリア継続や生産性にも直結する経営課題でもあります。

篠田麻里子さんのような著名人が自身の体験を率直に語ることで、多くの女性が「一人じゃない」と感じられる機会になったのではないでしょうか。 企業の経営層や人事担当者、そして社会全体がこうした課題に対する理解を深め、働きやすい職場環境づくりに取り組むことが、真の意味でのダイバーシティ推進につながりそうです。

イベント概要

  • 日時:2025年10月15日(水)
  • 主催:mederi株式会社
  • 参加者:約120名(経営層・人事・ダイバーシティ推進担当者・メディア関係者など)
  • テーマ:女性の健康課題から考える、働きやすい未来

公式サイト・サービス

鈴木由里

この記事を書いた人

鈴木由里

“肌は語る”と思っています。年齢を重ねるほど、スキンケアやインナーケアの積み重ねが自分らしさをつくる。美容は自己表現であり、癒しでもあるからこそ、日々の小さな選択を大切にしています。ガールズプレミアムでは、リアルな視点とちょっと先のトレンドを掛け合わせた発信を心がけています。

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