Article 2026/10/28

「楽しくなければ続かない」が81%、ミンテルが読み解く次世代ウェルネス食品

「楽しくなければ続かない」が81%、ミンテルが読み解く次世代ウェルネス食品

次世代ウェルネス食品

体にいいとわかっていても、おいしくなければ続かない。そんな実感が数字になっていて、思わずうなずきました。ロンドンに本社を置くグローバル市場調査会社ミンテルは、2026年10月14日に東京ビッグサイトで開催された「食品開発展2026(Hi Japan)」で、次世代ウェルネス食品の最新トレンドをテーマに講演しました。講演で使った資料は、無料でダウンロードできます。

◆◇日本の消費者の81%が「楽しくなければ続けられない」

日本の消費者の81%

ミンテルの調査では、日本の消費者の81%(18歳以上)が「心や身体に良いことでも、楽しくなければ続けられない」と回答しました。また、健康食品を購入する動機として85%が「幸せな気分になるのに役立つ」と答え、53%は「必要な栄養素は日々の食事からのみで摂取すべき」と考えています[1]。

こうした意識を背景に、講演ではこれからのウェルネス食品に求められる要素として、価値を科学的根拠で示せること、少量でも必要な栄養を効率よくとれること、無理なく日常生活に取り入れられること、体調や生活に合わせて調整できることの4つを示しました。健康へのアプローチも、「特別な努力で改善する」ものから「いつもの暮らしで整え続ける」ものへと広がっています。

「幸せな気分になるのに役立つ」が購入動機の85%を占めるという結果に、健康食品の選び方が変わってきていることを感じます。

◆◇食べる量が減るほど高まる「一口の価値」

一口の価値

世界では、食事量の変化を背景に、少量の食品からどれだけ効率的に栄養をとれるかが注目されています。講演では、GLP-1薬の利用や高齢による食欲低下、体重管理、忙しい生活による食事の少量化などを背景に、「食べる量が減るほど、一口の価値が高まる」という変化を取り上げ、Marks & Spencerの「Nutrient Dense」シリーズやNestlé USAの「Vital Pursuit」などを紹介しました。

長く健康に、という抽象的な価値を「今日をより良く過ごす」身近な価値に落とし込む例として、Nestlé VITALの「Morning Routine」「Evening Routine」も取り上げています。講演資料には、日本の消費者データや商品事例、パーソナライゼーションなどの内容も含まれ、ミンテルのウェブサイトから無料でダウンロードできます。

一口ごとの栄養価に目を向けるという視点は、忙しくて食事が軽くなりがちな日の食べ物選びにも役立ちそうです。

◆◇「続けられるおいしさ」で選ぶ時代へ

体にいいかどうかだけでなく、楽しく続けられるかどうか。食品選びの基準が少しずつ変わっていることが、数字からも見えてきます。毎日口にするものを、自分が心地よく続けられるかという目線で見直してみてはいかがでしょうか。

まとめ

日本の消費者データと世界の商品事例から、これからのウェルネス食品のあり方を読み解いたミンテルの講演です。講演資料は、ミンテルのダウンロードページから無料で入手できます。

公式リンク

・食品開発展2026 ミンテル講演資料(無料ダウンロード):ダウンロードページ

・ミンテルジャパン:公式サイト

注釈

[1] 出典:ミンテル、次世代ウェルネス食品:機能性素材・成分・ニュートリションの最新トレンドより。調査対象:18歳以上のインターネットユーザー2,000人(2025年12月)、1,000人(2024年12月)、2,000人(2024年9月)。Mintel、ミンテルジャパンレポート「ウェルネス・トレンド – 日本 – 2026年」、G36マーケット調査(日本)、「栄養トレンド – 日本 – 2024年」

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