ホテルのレストランは、一人でも気兼ねなく食事が楽しめる席へ案内してくれるなど、
さり気なく心配りしてくれるホスピタリティの高さが魅力です。
ANAクラウンプラザホテル大阪のフレンチレストラン「メゾン タテル ヨシノ」は、
フランスのタイヤメーカー 日本ミシュランタイヤ株式会社が発表した「ミシュランガイド京都・大阪+岡山2021」のレストラン格付けにて、一つ星を獲得されており、今回で4年連続の一つ星獲得です。
レストランケイを始め、今でこそパリで活躍する日本人シェフは珍しくありませんが、そのパイオニアであるのが、吉野健シェフです。
国内外で幅広く活躍し、数々の受賞歴を誇るフランス料理界の重鎮 吉野建シェフがプロデュースする究極のグルメエクスペリエンスを堪能しましょう!
剣持デザイン研究所 長尾俊夫氏によるデザインで、
ホワイトカラーを基調にした明るい空間です。
吉野シェフの故郷である鹿児島県喜界島のサンゴをあしらったじゅうたんや、
ヒメタツナミソウをデザインしたガラスが上質な空間を演出されていて、
ゴールドカラーを取り入れることでいっそう高級感のある雰囲気です。
個室のお部屋でお願いしました。
Menu Agreableのコース料理をいただきます。
アップルスパークリング
『apprimo[アプリモ]』
(ストレート果汁100%+炭酸)
~お料理~
■食前のお愉しみ3種
ケークサレ
白身魚とじゃがいものコロッケ
サーモンのタルタル
■アミューズブーシュ 飾り棚に「白身魚のムース カレーとサフラン」「ブータンノワールコロッケ」「チーズのグジュール」
■パン
■仔ヤギのバヴァロワ
■新玉ねぎのヴルーテ
■フォアグラのガトー仕立て
■軽くスモークしたサーモンミーキュイ “ステラマリス風”
■仔羊背肉ロースト
■柑橘類のテリーヌ ヴェルベーヌのソース ジンを香らせて
■オーガニックコーヒーと小菓子
スーパーフードや脂肪分解酵素の高い仔羊や、「母乳に限りなく近い」といわれる消化のよいヤギミルクを使ったお料理の数々で、お腹心地がよい老若男女問わずおすすめのメニューでした。
■ボルシチの冷製カクテルは、カクテルグラスにビーツの赤いムースが入り下にはコンソメジュレが層をなし、エディンブルフラワーが味に良いアクセントになっています。
■仔ヤギのバヴァロワのヤギミルクは、疲労回復や肝機能UP、高血圧予防などに役立つタウリンは、なんと牛乳の20倍にも。 ヤギミルクに豊富に含まれるミネラルは、血液を健康にする働きがあります。
オリーブオイルがたっぷりと贅沢にかかっていながらも、油っぽい印象は皆無で、山羊乳の自然な甘さが口の中に広がる。と同時に、オリーブの華やかな香りが鼻腔をくすぐる。さわやかな口当たりでした。
■新玉ねぎのヴルーテは口あたりのなめらかな料理で、辛味の少ない新玉ねぎは、ピューレ状にされたり料理法を違えているのでそれぞれの表情のテイストが感じられ美味しかったです。
■パンは硬めから軟らかめの3種類で、どれも皮は硬く小さめですが特徴があって美味しいし味の変化を楽しめます。
■サーモンのミキュイ ステラマリス風は、燻製して低温のオーブンで火入れしたサーモンは、ナイフで触れると力を入れずともほろほろと崩れるような繊細なテクスチャ。
合わせるのは、クレソンのエスプーマ、いくら、レモンクリームです。ガルニは、ディルが効いたコールラビー、オレンジマーマレードでマリネしたトマト、じゃがいものパンケーキと一手間加えています。
■仔羊の背肉のローストは絶妙のミディアムレアでしっとりして肉の味を楽しめます。
ソースもさっぱりして肉を引き立てています。
日本人としていち早くフランスの美食家の下をとらえた吉野シェフの料理は、古典をベースにしながらも、ガルニなど細部にこだわりぬき、華やかな料理に仕上げています。
野菜のピューレやソースをアクセントによく用いる点も、絵画を見ているようで芸術的でした。
安心感のある王道の美味しさですね。
一人ディナーはついつい食べるペースが速くなってしまいがちですが、料理とワインのマリアージュをゆっくりと堪能すればひときわ豊かで贅沢なディナーが満喫できるはず!
メゾン タテル ヨシノ/ANAクラウンプラザホテル大阪
大阪府大阪市北区堂島浜1-3-1 ANAクラウンプラザホテル大阪2F