靴の話なのに、点数の話が先に聞こえてくる発表です。
シューズブランド「Öffen(オッフェン)」は、2026年7月に国際認証「B Corporation™(B Corp™)」を取得しました。
B Impact Assessment™の総合スコアは80.1点。創業以来のゼロ・ウェイストものづくりから働き方、地域経済への貢献までが評価されています。

◆◇靴箱をやめ、紙袋を次の人へ渡すブランド
B Corp™は米国の非営利団体B Labが運営する国際認証。環境・働く人・コミュニティ・ガバナンス・顧客の5領域を評価します。
認証基準は200点満点中80点以上。Öffenの領域別スコアは環境31.6、働く人20.3、コミュニティ18.1、ガバナンス7.3、顧客2.5です。
アッパーには使用済みペットボトル約8本分を原料とする再生ポリエステル糸を中心に使用。累計約201,000足は約1,608,000本分に相当します。
一般的な革製プレーンパンプス(ヒール約3cm)16.5工程に対し、Öffenは8.5工程で約48.5%削減。靴箱の代わりにタオル地の風呂敷「Wrappy Towel」で包装します。
2026年6月にはオリジナルショッピングバッグの製造を終了し、不要になった紙袋を店舗で回収して次の客へ渡す「NICE PASS」を導入しました。
公式ウェブショップでは、返却・再利用できるcomveyの「シェアバッグ®」を配送時に導入しています。
履き心地の話の前に、包装と回収の話が並ぶのがÖffenらしいと感じました。
B Corp™はゴールではなく、次の可視化への起点として位置づけられています。
◆◇回収822足、3年続く品番が6割
2025年は店舗で296件の修理を受付。KISHとの回収プログラムで308足を回収し、139足を「Öffen Pre-Loved Store」でリセールしました。
2026年7月時点でシューズ回収累計822足、リセール累計325足です。
現在展開する55品番中33品番(約60%)は、ワンシーズンで終えず3年以上継続販売しています。
仕入額の約80%を兵庫県内企業から調達するなど、地域経済への貢献も評価ポイントです。
ショップは代官山、玉川髙島屋S・C、ジェイアール名古屋タカシマヤ、阪急うめだ本店など全9店舗(2026年9月現在)。
ブランドミッションは「一歩ずつ、心地いいほうへ。」。2019年創業の株式会社Norms運営です。
長く売ることが、廃棄を減らす設計そのものになっている点が印象的です。
新しい一足より、直して履く選択肢が並ぶブランドだと読めます。

◆◇認証の先に、数値の見える化が続く
Öffenは2026年7月にB Corp™取得、スコア80.1点。
今後はScope3を含む排出量や製品ごとの環境負荷の可視化、回収・修理実績の公表に取り組む方針です。
公式ウェブショップと店舗一覧から、循環の仕組みを確かめてみてください。


まとめ
Öffenが2026年7月にB Corp™を取得。B Impact Assessment™総合80.1点で、ゼロ・ウェイストものづくりなどが評価されました。
累計約20.1万足・回収822足。靴箱なしのWrappy Towelや紙袋リユース「NICE PASS」も展開中です。
公式リンク
・Öffen 公式ウェブショップ:シューズ商品ページ例
・Öffen ショップ一覧:店舗情報
・Öffen 公式サイト:ブランド情報