ファッションが「装うことの愛おしさ」から生まれると知ったとき、服を見る目が少し変わる気がします。
今夏、銀座の街角に、そんな問いを体感できる特別な場所が生まれます。
バーニーズ ニューヨーク銀座本店が、国内外で注目を集めるファッションスクール「coconogacco(ここのがっこう)」と組み、次世代クリエイターたちの「今」を一堂に集めるポップアップイベントを開催します。

◆◇伝統を「受け継ぐ」のではなく「始める」場所へ
ファッションスクール「coconogacco」は、デザイナー・山縣良和氏が2008年に開講した、装いの根源と向き合うための学びの場です。
国内外で活躍する多くのデザイナーやアーティストを輩出してきたこの場所は、LVMHプライズやイエール国際モードフェスティバルなど権威ある国際コンペティションのファイナリストを多数送り出し、2021年には第39回毎日ファッション大賞・鯨岡阿美子賞も受賞しています。
そんな「coconogacco」とバーニーズ ニューヨークが、今回のポップアップで改めて向き合うテーマは「伝統が始まる瞬間」。
どちらかが育ててきた審美眼と創造性が交差する場として、銀座の1フロアが特別な空気をまといます。
ポップアップスペース「UNION SQUARE」には、coconogacco修了生による8つのブランドが集結します。
〈AKIKOAOKI〉〈FETICO〉〈KOTOHAYOKOZAWA〉〈ODAKHA〉〈PILLINGS〉〈SOSHIOTSUKI〉〈SPOMENIK〉、そして山縣氏自身による〈written by〉と、それぞれが異なる世界観でつくり上げた作品を手にとって体感できるのは、東京でファッションを愛するすべての人にとって見逃しにくい機会です。
◆◇銀座の窓が、一冊の本になる
今回のイベントで特に目を引くのが、バーニーズ ニューヨーク銀座本店のウィンドウディスプレイです。
「街の美術館」とも称されてきたこの窓を、山縣氏監修のもとcoconogaccoが手がけます。
テーマは「A Giant POP UP Book」。
完成された商品を並べるのではなく、デザイナーの思考の内側をそのままページにしたような、クリエーションの現場そのものを立体的に表現します。
4つの窓がまるで本のページをめくるように連なり、coconogaccoの歩みを辿る仕掛けにもなっています。
正面のウィンドウには、メトロポリタン美術館への作品寄贈・展示など領域横断的な活動で評価を得る津野青嵐氏と、2026年のウィンブルドン選手権で大坂なおみ氏の入場ルックを手がけた八木華氏が参加。
側面のウィンドウには、修了生デザイナーを代表する青木明子氏(AKIKOAOKI)と横澤琴葉氏(KOTOHAYOKOZAWA)が並びます。
また、バーニーズ ジャパンが設けた賞「BARNEYS NEW YORK PROMISING CREATOR OF THE YEAR PRIZE」の受賞者による作品展示も同時開催されます。
risa taokaさん、松野ももさん、フジマツレオさん、齋藤一樹さん、笹久保紅織さん、鈴木奏美さん、saki takagiさんと、それぞれまったく異なる出自やバックグラウンドを持つ7名の表現者が、今この瞬間の制作を見せてくれます。

◆◇ファッションの「はじまり」に立ち会いたい日に
話題の新作を探しに行くというより、誰かの創造の源泉に触れに行く——そんな気持ちで訪れたくなるイベントです。
服が好きな方はもちろん、アートや写真、ものづくりに関心があるすべての人にとって、夏の銀座をあえて足を運ぶ理由になりそうな場所です。
開催は2026年8月11日(火・祝)から8月25日(火)まで、バーニーズ ニューヨーク銀座本店1Fにて。


まとめ
次世代と老舗が並走しながら「伝統の始まり」を問い直す、この夏ならではの展示です。
気になる方は、バーニーズ ニューヨークの公式サイトやInstagramで最新情報を確認してみてください。
公式リンク
・公式サイト(バーニーズ ニューヨーク):BARNEYS NEW [YORK]
・Instagram(バーニーズ ジャパン):@barneysjapan
・公式サイト(coconogacco):coconogacco
・Instagram(coconogacco):@coconogacco
注釈
[1] 第39回毎日ファッション大賞・鯨岡阿美子賞は、coconogaccoが2021年に受賞。
[2] 「BARNEYS NEW YORK PROMISING CREATOR OF THE YEAR PRIZE」はcoconogaccoの修了展内アワードのひとつで、バーニーズ ジャパンが設けた賞。