デリケートゾーンのケアって、なんとなく後回しにしてしまいがちではないでしょうか。
「買うときに恥ずかしい」「お風呂場に置きづらい」——そんな小さな引っかかりを、ずっと放置してきた方も少なくないはずです。
そんな「始められない」を丁寧に解きほぐそうとしているブランドが、フェムケア領域のピッチイベントで注目を集めました。

◆◇「買いにくい」を変えようとするデリケートゾーンケアの挑戦
1972年にアメリカで生まれたデリケートゾーンケアブランド『Summer's Eve(サマーズイブ)』は、50年以上の研究を背景に、日本・米国ともに売上No.1ブランドとして多くの女性に選ばれてきました[1]。
そのサマーズイブが今回、フェムテック・フェムケア領域の革新的なブランドを発掘するピッチイベント『Femtech Japan Innovation Pitch 2026』の最終ノミネートとして選出され、ブランドが取り組む新しい挑戦を発表しました。
その核心にあるのは、商品の成分や機能だけでなく、「買う・置く・使う」という体験そのものをデザインする、という視点です。
女子大学生との共同開発をもとに生まれたノミネート商品『フェミニンウォッシュ マルチベネフィット シンプリーセンシティブ<ピュアソープの香り>』は、身体へのやさしさはもちろん、「誰かに見られても気まずくない」「なんとなく手に取りやすい」という心理的なハードルを下げることまで含めて設計されています。
デリケートゾーンケアを特別なことではなく、ふだんのスキンケアと同じくらい自然に取り入れられるものにしたい——そういう意志が、このブランドらしさを作っているように感じます。
◆◇腟内環境ケアを「日常」に。omamorichが提案する新しい習慣
同じく最終ノミネートされた『omamorich(オマモリッチ)』は、「"自分のため"の時間を、もっと贅沢に。贅沢なケアを、もっと日常に。」というコンセプトのもと誕生したセルフケアブランドです。
今回注目を集めたのは、管理医療機器に分類される『インナーショットジェル』。
エンテロコッカスフェカリス・乳酸桿菌・マルトデキストリン(すべてpH調整剤)を配合した弱酸性ジェルタイプの腟洗浄器で、腟内環境を整えるセルフケアの入り口として位置づけられています[2]。
これまで「語られることも、ケアされることも少なかった」腟内環境に、20代から向き合うきっかけを作ろうとしているのがomamorichの姿勢です。
お守りのようにそっとそばにある存在——という世界観は、ケアをがんばるというよりも、ある日ふと取り入れてみたくなるような、やわらかな入口を用意してくれているように思えます。

◆◇ケアを「始めやすい日常」に整えてくれる二つのブランド
フェムケアはまだ「特別なもの」と感じてしまう方にこそ、この二つのブランドの考え方が届いてほしいと感じます。
心理的なハードルを下げながら体験をデザインするサマーズイブと、日常の習慣として腟内ケアを根付かせようとするomamorich。
どちらも「自分の体と、もう少し丁寧につきあってみようかな」と思えたときの、最初の一歩に寄り添える存在です。

まとめ
フェムケアの「始めにくさ」に正面から向き合うブランドが、少しずつ日常の選択肢に加わってきています。
詳しくは各ブランドの公式サイトで商品の詳細や使い方を確認してみてください。
公式リンク
・Summer's Eve 公式サイト:Summer's Eve([サマーズイブ)]
・omamorich 公式サイト:omamorich([オマモリッチ)]
注釈
[1] 富士経済「トイレタリー&ライフスタイルグッズマーケティング要覧2025-2026」メーカーシェア、デリケートゾーン用ボディケア市場、金額ベース、2024年実績。
米国はIRI MULO+Cデータ+AMAZON1P 米国婦人衛生用品ブランド別金額シェア平均2024年4月〜2025年3月(12ヶ月計)による。
[2] 配合成分:エンテロコッカスフェカリス・乳酸桿菌・マルトデキストリン(すべてpH調整剤)。