夜中にスマホを握りしめながら、海外で戦う若い選手たちのスコアを追いかけた経験はありますか。
7月20日、中国・滁州で行われたハンドボール男子ジュニア(U-21)日本代表のイラン戦は、そんな夜更けの応援が報われる一戦となりました。
28-27という1点差の薄氷の勝利で、メインラウンド進出への可能性がまだ続いています。

◆◇1点差をものにした、今大会初の終盤の競り合い
前半は序盤から大橋真人選手のカットインや古澤宙大選手のキレのある1対1で得点を重ね、ハリス希生選手のミドルシュートで12-9とリードを広げる場面もありました。
しかし29分に追いつかれ、14-14で折り返す展開に。
後半は途中出場の秋吉快生選手が流れをつくり22-19とリードを確保しましたが、今大会を通じて課題となってきた「攻めあぐねる時間帯」に逆転を許す苦しい場面も訪れました。
それでも古澤選手のスピンシュートで同点に追いつくと、終盤は大橋選手のミドルシュートなどで25-23とリードを取り戻し、残り30秒に石原直弥選手が相手のハイプレスをかわして28-26。
最後に1点を返されながらも28-27で逃げ切り、これまで惜敗が続いていた終盤の競り合いを今大会で初めてものにしました。
6得点を挙げた古澤宙大選手(中央大学)がPlayer of the Matchに選ばれており、スピードと技術で相手守備を崩した働きが光った試合でした。
◆◇世界への切符をかけた最終戦、条件は「勝つこと」だけ
第19回男子ジュニアハンドボールアジア選手権は2026年7月15日から27日まで中国で開催されており、本大会は2027年に北マケドニアで行われる男子ジュニア世界選手権のアジア予選を兼ねています。
各グループ上位4チームがメインラウンドに進出し、さらに上位4チームが世界選手権への出場権を獲得するという、若い選手たちにとって大きな舞台です。
この勝利で2勝3敗となった日本は、進出の可能性をつなぎました。
ただし進出の絶対条件は、予選ラウンド最終戦となる韓国戦(7月22日水曜・日本時間21:00)に勝って勝点6とすること。
さらに、クウェートとカタールの直接対決でカタールが勝つと日本の可能性が消滅するため、他グループの結果にも注目が集まります。
チームの命運が他チームの結果にもかかる、緊張感ある状況が続いています。

◆◇夜の応援タイムに、試合の熱をリアルで感じてみませんか
試合の模様は中国ハンドボール協会の公式サイトで登録不要のライブ配信およびアーカイブ視聴ができるので、仕事や家事の合間にアーカイブでイラン戦の逆転劇を振り返ってみるのも、日本の若い選手たちを知るきっかけになるかもしれません。
韓国との最終戦は日本時間の夜9時スタートなので、帰宅後の時間に画面の前で一緒に見守れる一戦です。
まとめ
1点差をめぐる攻防のなかで、チームとして成長してきた様子が伝わってくる試合でした。
最終戦の詳細や代表メンバーは日本ハンドボール協会の公式サイトからチェックできます。
公式リンク
・ライブ配信・アーカイブ:中国ハンドボール協会大会ページ
・第19回男子ジュニアアジア選手権メンバー:日本代表メンバー一覧
注釈
[1] 本大会の上位4チームは、2027年北マケドニア開催の男子ジュニア世界選手権への出場権を獲得します。