Article 2026/07/16

エンジン音の代わりに、音楽が走る。ベントレー初のEV「トルカル」の新体験

エンジン音の代わりに、音楽が走る。ベントレー初のEV「トルカル」の新体験

耳から体験する、という言葉がこれほどしっくりくることはなかなかないかもしれません。

ベントレー初の完全電気自動車『トルカル』に、職人たちの手で丁寧に作り上げられた専用サウンド『ベントレー・ダイナミック・シンフォニー』が採用されることになりました。

エンジンの音を「消す」のではなく、音楽として新しく「創る」——その発想の転換が、ドライビング体験を全く別次元に引き上げそうです。

◆◇エンジンサウンドではなく、「リズム」に宿る感動

ベントレーがこれまでに世に送り出してきた名エンジンには、1930年代のスーパーチャージャー搭載モデル、伝説の6¾リッターV8、そして圧倒的な存在感を放つW12エンジンがあります。

そのすべてに共通するのは、まるでオーケストラの演奏を全身で浴びるような、没入感と高揚感に満ちた加速体験だったといいます。

電気自動車となった『トルカル』に、その感動をどう引き継ぐか——開発チームはスタジオでV8エンジンのサウンドを録音・分析するところから始めました。

研究の結果たどり着いた答えは、「感情を揺さぶるのは音色そのものではなく、音が生み出すリズムである」というものでした。

さらに検証を深めるため、チームはユニークな実験を行っています。

パラボリックスピーカーでV8エンジンの音を再生し、その反対側ではドラマーが演奏する——両者の間を行き来しながら聴き比べた結果、エンジンとドラマーの演奏には力強さ・リズムの抑揚・感情への働きかけにおいて、驚くほどの共通点があることを発見したのです。

そしてもうひとつ。

エンジンサウンドはドラマーの演奏と同様に、ごくわずかな揺らぎや微細な不均一さを持っており、その「生きている感覚」こそが人の心を動かしているとわかりました。

◆◇著名ミュージシャンの手で生まれた、ベントレーだけのサウンド

この知見をもとに、世界的なミュージシャンたちがドラム・ヴィオラ・ベースギターをはじめとする実際の楽器を演奏し、完全オリジナルの『ベントレー・ダイナミック・シンフォニー』を作り上げました。

このサウンドはエンジン音を「模倣」するためのものではなく、ベントレーならではの加速がもたらす高揚感・感動を呼び起こすことを目的として設計されています。

力強さと豊かな情感を兼ね備えており、ドライバーの操作に応じてリアルタイムに変化するため、車とドライバーの一体感をさらに深める仕組みになっています。

現代的でありながら、ひとたび耳にすれば「ベントレーだ」とわかる個性を持っているのも、長い歴史を積み上げてきたブランドならではの表現といえるでしょう。

◆◇音楽を聴くように、ドライブを楽しみたい人へ

日常の移動がひとつの体験になったら——そんな感覚を求める方の心に、このサウンドの存在は届きそうです。

ベントレー『トルカル』は2026年9月23日に世界初公開される予定で、ブランド初の完全電気アーバンラグジュアリーSUVとしての全貌がこれから少しずつ明らかになっていきます。

まとめ

電動化という新しい時代に、音楽という手段で「ベントレーらしさ」を表現しようとする試みは、乗り物の枠を超えた感性の問いかけのようにも感じます。

詳細は公式サイトで順次公開されていく予定ですので、気になる方はチェックしてみてください。

公式リンク

・公式サイト(トルカル詳細):Bentley Torcal Name [Reveal]

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