日差しが強くなるこの季節、紫外線を浴びた肌の将来が少し心配になる日もあるのではないでしょうか。
そんな気持ちに応えるような研究成果が、アカデミアの場で高く評価されました。
成分研究を軸に化粧品を手がけるトゥヴェールが、宇都宮大学との共同研究で「シワをつくる酵素の増加を上流で抑える」という新しい視点を示し、第26回日本抗加齢医学会総会にて優秀演題賞を受賞しました。

◆◇シワができるしくみを、根っこから考えた研究
肌の弾力を支えているのは、真皮に存在する「エラスチン(弾性線維)」という、ゴムのように伸縮する繊維です。
紫外線(UVB)を浴びると、表皮細胞が「IL-1α」という炎症性の物質を放出し、それが真皮の線維芽細胞に届くことでエラスチンを分解する酵素「ネプリライシン(NPL)」が増加します。
NPLがエラスチンを切断することで弾力が失われ、シワへとつながると考えられています。
研究グループはこれまでの研究でNPLとシワの関係を明らかにしており、今回はさらに踏み込んで「NPLを増やす細胞内の信号伝達経路そのものを抑えられる成分はないか」という問いに向き合いました。
スキンケアに関心の高い方、特に紫外線ダメージが積み重なる時期に肌の将来を意識している方にとって、その問いは決して他人事ではないはずです。
◆◇みかんの果皮由来成分「ノビレチン」が示した、上流からのアプローチ
ヒトの真皮線維芽細胞を使った一連の実験で、注目を集めたのが柑橘類の果皮に多く含まれるフラボノイド「ノビレチン」です。
実験では、IL-1αの刺激によって活性化する「JNK経路」「ERK経路」、そして転写因子の形成に関わる「c-Jun」の活性化(リン酸化)が、ノビレチンによって有意に抑制されることが確認されました。
その結果、NPLの発現量と活性の上昇もあわせて有意に抑えられたことが示されています。
ここで注目したいのは、ノビレチンがNPLを「直接たたく」のではなく、NPLを増やす「指令そのものを断つ」というはたらきをしている点です。
細胞内の信号伝達という上流の段階に作用することで、シワ形成に合理的にアプローチできる可能性を示したこの知見は、第26回日本抗加齢医学会総会(2026年6月26日〜28日、パシフィコ横浜ノース)において優秀演題賞という形で評価されました。
なお本研究は基礎研究段階の知見であり、特定製品の効果効能を保証するものではありません[1]。

◆◇成分の「しくみ」を信じてスキンケアを選びたい方へ
みかんをはじめとする身近な柑橘類に由来する成分が、シワに関わる酵素の増加を信号の入り口で抑えるという今回の知見は、「何となく良さそう」ではなく「なぜ良いのか」を大切にしてスキンケアを選びたい方の心に刺さるものがあるかもしれません。
基礎研究の積み重ねをコツコツ続ける姿勢が、学会での受賞という形で示された今、トゥヴェールの今後の製品開発への期待が静かに高まります。

まとめ
「成分のしくみ」に真摯に向き合う研究姿勢が、アンチエイジング医学の専門家からも認められた一歩として記憶しておきたいニュースです。
研究の詳細やブランドの取り組みが気になる方は、公式サイトでご確認ください。
公式リンク
・公式サイト:トゥヴェール公式サイト
・Instagram:@toutvert_official
注釈
[1] 本研究はシワが生じるしくみと成分のはたらきを調べた基礎研究です。
研究段階の知見であり、特定製品の効果効能を保証・標榜するものではありません。