Article 2026/06/22

余市の大地を一皿に。料理人が問い続ける「馳走オーベルジュ」

余市の大地を一皿に。料理人が問い続ける「馳走オーベルジュ」

特別な旅の目的地として、「食べること」そのものを選ぶ日があってもいい。

北海道・余市町の豊かな自然の中に、料理人・白鳥翔大が手がける『馳走オーベルジュ Lift Up 余市』が始動しました。

前身のオーベルジュ・余市Sagraから受け継いだ土地への眼差しを新たな感性で昇華させた、"滞在そのものが目的になる"食の体験です。

◆◇「土地を食べる」という、新しい旅の選択肢

海・山・畑・ワイナリーが一体となって広がる余市町は、その土地の恵みをそのまま皿に落とし込める、まれな場所のひとつです。

『Lift Up 余市』のコースは、二十四節気のストーリーを軸に、地元の漁港・農家・生産者と直接つながって調達した旬の素材で構成されるおまかせスタイル。

料理人の白鳥翔大氏自身が山・野・海・畑へ足を運び、自ら収集した食材や自分たちで育てた野菜も食卓に並ぶことがあります。

これは余市という土地の「今この瞬間」をそのまま味わう体験で、どこにいても同じように楽しめるガストロノミーとは、根本的に異なる時間かもしれません。

「食が旅の理由になる場所を探している」という方にとって、これほど正直に土地と向き合ったレストランはなかなか出会えないでしょう。

◆◇1992年生まれの料理人が体現する、余市の循環

白鳥翔大氏は静岡県出身。

東京・フレンチの名店「L'Effervescence」で約7年間の修業を積んだのち、デンマークのサスティナブルレストラン「relae」、フェロー諸島の「koks」での経験を重ね、帰国後は浅草橋の「ANTCICADA」でヘッドシェフとして従事。

2021年・2022年には「ヒトサラベストシェフ100」に選ばれています。

北海道の自然に感銘を受けて活動拠点を札幌に移し、余市で農業も学びながら、料理とこの土地の関係を探り続けてきた人物です。

ディナーはおまかせコース14,000円で、ワインペアリング(14,000円)のほか、自家製ノンアルコールドリンクのコレクションも用意されています。

3杯のベスト3コレクション(5,000円)から、9杯のオールコレクション(10,000円)まで、その日の気分や体調に合わせて選べる幅広さも、車で訪れる方や飲めない方に親切な設計といえます。

すべて税・サービス込みの金額で、18時より一斉スタートです。

◆◇余市の空気ごと味わいたい人へ、一泊という選択

ディナーの余韻をそのまま翌朝まで引き延ばしたいなら、1泊2食(夕食・朝食)ドリンクペアリング込みのおまかせプラン(48,000円・税サービス込み)で滞在するのが、この場所の楽しみ方として自然に思えます。

2026年9月末まで、水・木・金の宿泊翌日の朝食は、前身「余市Sagra」のシェフ・村井啓人氏が担当するという引き継ぎのかたちも、この地の物語を感じさせます。

食と風景と人のつながりの中に一晩浸れる体験は、都市での日常をいちど横に置いて、自分を取り戻したい旅に求めていたものかもしれません。

まとめ

土地・季節・つくり手との関係を一皿に込める料理人の姿勢は、「食の目的地」という言葉の意味をあらためて考えさせてくれます。

詳細や予約はTableCheck経由の公式サイトから確認できますので、気になる方はまず日程を眺めてみてください。

公式リンク

・公式サイト:Lift Up [余市]

・ご予約:TableCheck [予約ページ]

・Instagram:@liftup_41

注釈

[1] ディナーおまかせコース・各ドリンクコレクションの料金はすべて税・サービス込みです。

[2] 2026年9月末まで、水・木・金の宿泊翌日の朝食は村井シェフが担当。

イベント等で対応できない場合は白鳥シェフが担当します(土曜宿泊翌日の朝食は白鳥シェフ担当)。

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