日本ワインをもっと知りたいと思いながら、どれを選べばいいか迷ってしまう——そんな方に、ひとつ背中を押してくれるニュースが届きました。
山梨県甲州市勝沼町に構えるワイナリー『シャトージュン』が、イギリスの権威ある国際ワインコンテスト「Decanter World Wine Awards 2026」で3本のワインを同時受賞したのです。
58カ国・1万7000種類以上のワインが競い合う舞台での受賞は、日本ワインの底力を改めて感じさせてくれます。

◆◇世界が認めた「甲州」の清らかな味わい
受賞のなかで最高評価を受けたのが、『甲州2025』(税抜2,500円/750ml)です。
審査スコアは91点を獲得し、シルバーを受賞しました。
テイスティングノートには「赤リンゴの皮を思わせる果実味に、ほんのりとした香ばしいナッツのニュアンス、口当たりはみずみずしくピュアな味わい」と記されており、きりっとしたやや辛口のスタイルが特徴です。
アルコール度数11.5%と軽やかなので、和食とのペアリングを楽しみたい夕食の席や、週末のひとり時間にグラス一杯ゆっくり味わうのにもちょうどいい一本です。
甲州種は山梨を代表する白ブドウ品種で、シャトージュンはこのブドウを100%使用してワインを仕立てています。
1979年創業のワイナリーが農家との信頼関係を丁寧に築きながら醸した一滴が、世界の審査員に認められたことには、静かな誇らしさを感じます。
◆◇特別な席に持ち込みたい、個性派の二本
同コンテストでブロンズ受賞を果たしたのは、『シャルドネ2023』と『クリオエクストラクション甲州』の2本です。
『シャルドネ2023』(税抜3,830円/750ml)は辛口スタイルで、スコアは87点。
樽の香りと黄桃のような果実味が重なり、余韻にスパイス感が広がる複雑な味わいが楽しめます。
少し背伸びした大人の食卓——たとえばチーズや鶏肉料理を囲む記念日のホームパーティーに、一本加えたくなるような存在感があります。
もう一本の『クリオエクストラクション甲州』(税抜4,700円/375ml)は、メロン・洋ナシ・焼きリンゴを思わせる芳醇な香りの極甘口で、なめらかな質感と調和のとれた酸味が特徴です。
コンパクトな375ml入りなので、大切な人へのギフトや、デザートワインとして少量ずつ楽しみたいシーンに向いています。

◆◇「日本ワインを選ぶ理由」が、また一つ増えた
G20大阪サミットの首脳夕食会でシャトージュンの甲州が振る舞われたことは、日本ワイン好きにはよく知られた話ですが、今回の受賞はさらにその先へ進んだ一歩と感じられます。
国際的な評価が重なることで、贈り物として選ぶときも、自分へのご褒美として手に取るときも、「これを選んでよかった」という安心感がついてくるのがうれしいところです。
日本ワインの入口としても、愛好家の新たな一本としても、それぞれに居場所がある三本だと思います。


まとめ
世界の舞台で3本同時受賞という結果は、シャトージュンが長年積み上げてきたブドウ農家との関係やワイン造りへの姿勢が形になったものと感じられます。
気になった方はシャトージュンの公式オンラインショップで詳細や購入の案内をご確認ください。
公式リンク
・公式オンラインショップ:シャトージュン
注釈
[1] Decanter World Wine Awards 2026:イギリスのワイン専門誌「Decanter」主催の国際ワインコンペティション。
2026年度は58カ国・1万7000種類以上のワインが出品された。