Article 2026/06/19

同じ38歳でも体内年齢は28〜61歳。老化スピードの差はなぜ生まれる?

同じ38歳でも体内年齢は28〜61歳。老化スピードの差はなぜ生まれる?

同じ年齢なのに、なぜかあの人はいつまでも若々しく見える——そんな経験、一度はありませんか。

その違いは、気のせいでも生まれつきの「運」でもなく、体の内側で静かに進む「老化のスピード差」が関係しているかもしれません。

最新の研究が示す、2つの年齢という考え方を知ると、自分のケアを見直したくなるはずです。

◆◇「暦年齢」と「体の中の年齢」は、実は別物です

誕生日を迎えるたびに1つ増えていく年齢は、誰にとっても平等に刻まれるもの。

でも体の細胞がどれくらい元気かを示す「生物学的年齢」は、同じ暦年齢の人の間でも大きくばらつくことが、研究によってわかってきています。

954人を20年間追った研究では、1年間で体の老化が「0.6歳分」しか進まない人もいれば、「1.7歳分」も進む人もいることが判明しました。

さらに同じ38歳を集めて調べたところ、体内年齢は28歳から61歳まで幅があったというデータも報告されています。

同窓会でほとんど変わって見えない友人と、少し老けたかなと感じる友人の差は、まさにこの生物学的年齢の差が現れているのかもしれません。

老化は高齢になってから始まるイメージを持ちがちですが、実は20代のころからすでに静かに進行しているとも言われています。

「まだ若いから大丈夫」と後回しにせず、早めに自分の体の状態を知ることが、長い目で見たセルフケアの第一歩になりそうです。

◆◇臓器ごとに老化スピードが違う、という驚きの事実

老化の話は「体全体」で語られがちですが、5,676人の血液データをもとにした研究では、心臓・脳・血管など11の臓器それぞれの年齢を個別に測定することが可能になりました。

その結果、同じ人の体の中でも臓器ごとに老化のスピードが異なり、「肌は若いのに血管の老化が進んでいる」「体力はあるのに脳の働きが衰えてきた」といったアンバランスな状態の人が、約5人に1人いることもわかっています。

老化スピードの差が生まれる背景には、毎日の食事・運動・睡眠・ストレスといった生活習慣と、もうひとつ「遺伝子」という要素があります。

双子を対象にした研究では、寿命の2〜3割は遺伝によって決まるとも報告されており、酸化ストレスへの耐性や細胞の修復力といった体質の個性は、DNAにあらかじめ刻まれているとされています。

「不摂生なのに元気な人」と「気をつけているのに疲れやすい自分」の違いも、遺伝子に関係している可能性があるわけです。

◆◇自分の「体の弱点」を知ることが、ケアの出発点になる

流行りのアンチエイジングをなんとなく試し続けるより、まず自分の体質を知ってから対策を選ぶほうが、より自分に合ったケアに近づけそうです。

自宅で手軽に行える遺伝子検査で老化スピードの傾向を調べるサービスも登場しており、「自分はどのタイプなのか」を把握したい方の入口として注目されています。

体の内側からセルフケアを見直したいと感じている方や、体質に根拠を持って向き合いたい方にとって、ひとつの選択肢になりうるアプローチです。

まとめ

自分の老化スピードや体質の傾向を知ることは、これからのケアをより具体的にするヒントになるかもしれません。

気になる方は、seeDNA遺伝医療研究所の公式サイトで詳細を確認してみてください。

公式リンク

・公式サイト:seeDNA遺伝医療研究所

・解説動画:衝撃】1年で0.6歳老ける人と、1.7歳老ける人もいるって!!

注釈

[1] 954人を20年間追跡した研究で、1年間の生物学的老化速度に個人差(0.6〜1.7歳相当)があることが確認されています。

[2] 同じ暦年齢38歳の被験者の体内年齢が28歳から61歳に分布していたデータは、同研究内で報告されています。

[3] 5,676人の血液データをもとに11臓器の老化スピードを個別に測定した研究で、約5人に1人に臓器間のアンバランスが見られました。

関連する記事