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Article 2026/06/08

髙梨沙羅発起のプロジェクトが蔵王で4年目。約100名で山を歩き、雪山の未来を考えた

髙梨沙羅発起のプロジェクトが蔵王で4年目。約100名で山を歩き、雪山の未来を考えた

冬山の白銀を思い浮かべるとき、「あの景色がいつまでも続くとは限らない」と、どこかで感じたことはありませんか。

スキージャンプ選手の髙梨沙羅さんが2023年に立ち上げた『JUMP for The Earth PROJECT』が、今年も蔵王で自然と向き合う1日を届けてくれました。

6月6日(土)に開催されたトレッキング&クリーンアクションの様子を、たっぷりご紹介します。

◆◇雪山を守る第一歩は、山を歩いてごみを拾うことから

蔵王はウィンタースポーツの聖地であり、髙梨さん自身が2012年のW杯で初優勝を飾った、競技人生の原点ともいえる場所です。

今年で4年目となるこのイベントには、山形県の次世代アスリート発掘事業『YAMAGATAドリームキッズ』の子どもたちと保護者のかた、一般参加者をあわせた約100名が集結しました。

NIKEトレーナーのKahoさんによるウォームアップでほぐれた体で、蔵王山岳インストラクターのガイドのもと、アリオンテック蔵王シャンツェ周辺の約2kmのコースを約60分かけてトレッキングしながらクリーン活動を実施。

「森を歩いて自然の見方が変わった」という子どもたちの言葉が、この体験の豊かさをそのまま物語っています。

◆◇アスリートと科学者が「いま、私たちにできること」を語り合った

トレッキングのあとに行われたトークショーには、スノーボーダーの村瀬心椛さんと、IPCCの評価報告書主執筆者でもある気候科学者・江守正多教授(東京大学未来ビジョン研究センター)がゲストとして登壇しました。

村瀬さんは「高校生くらいから雪が少なくて大会ができなかったり、海外に行かないとスノーボードができない環境になってから自然環境について考えていた」と、アスリートとして実感した変化を率直に話しています。

江守教授からは、気候変動が子どもたちの暮らしに及ぼしうる影響がわかりやすく伝えられ、「社会全体の仕組みを変えていく必要がある。トップアスリートが危機感を発信してくれることは嬉しい」とコメント。

会場には今年もマイボトルバーが3か所設置され、使い捨てプラスチックの削減を意識しながら参加できる工夫も。

このアイデアは2023年に髙梨さんと高校生たちが一緒に考案したものというエピソードも、活動の積み重ねを感じさせてくれます。

まとめ

「ごみを拾う」という小さな行動が、雪山の未来を守る意識の入り口になる——そんな気づきをくれるプロジェクトです。

活動の最新情報や動画コンテンツは公式サイトでチェックできますので、気になるかたはぜひのぞいてみてください。

公式リンク

・公式サイト:[JUMP for The Earth [PROJECT]](https://jump-for-the-earth.com)

注釈

[1] 江守正多さんはIPCC第5次・第6次評価報告書の主執筆者を務めた気候科学者。

東京大学未来ビジョン研究センター教授。

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