2026年5月28日(木)、ドイツ・デュッセルドルフ応用科学大学(HSD)の経営学部にて、TENGAの創業者で代表取締役社長を務める松本光一氏が特別講義を行いました。
会場となったキャンパス内の「メイカースペース」には、学生や教職員、現地ビジネス関係者など約40名が集まり、タブーを超えてグローバルビジネスを築いてきた軌跡に耳を傾けました。

◆◇「常識を疑う」ことから生まれたブランドの原点
TENGAが世界67の国と地域に展開するブランドへと成長した背景には、松本氏が自動車整備士・レストア職人として培った「人に喜ばれるモノづくり」の哲学があります。
講義では、当時の市場に充満していた違和感——性に関わる製品が一般消費財として認知されず、品質保証の概念すら希薄だった状況——を出発点に、既存の競争ではなく「新たなカテゴリーを創る」という選択をした経緯が語られました。
約3年の開発期間を経て2005年にTENGAを発売し、広告規制の多い環境下ではWebやSNSを活用しながら「面白いことをまじめに発信する」コミュニケーションを続けてきたというエピソードは、ブランディングの本質を学ぶ学生にとっても非常に刺さる内容だったことでしょう。
同大学のオレクシー・ハビュク教授は「100回以上企画したゲスト講義の中でも、間違いなくベストな講義の一つ」とコメントしており、その熱量が伝わってきます。
◆◇フェムケアまで広がる事業の射程と、欧州拠点での新展開
講義の後半では、男性向け性機能サポートや妊活支援を扱う「TENGAヘルスケア」、そして2013年に立ち上げた女性向けブランド「iroha」が紹介されました。
「iroha」はプレジャーアイテム®[1]にとどまらず、現在はデリケートゾーンケアや女性特有の健康課題に向き合う製品まで展開するフェムケアブランドへと成長しており、女性の心地よい毎日をトータルにサポートすることを目指しているといいます。
デュッセルドルフには2018年に現地法人「TENGA Europe GmbH」が設立されており、今回の講義はデュッセルドルフ市主催の公式プログラム「ジャパンウィーク」の一環として実現しました。
ジャパンウィーク期間中には欧州初のポップアップストア出店も行われており、文化交流と事業拡大を同時に進める姿勢は、グローバルブランドのあり方として興味深いものがあります。


まとめ
「今ある常識を疑い、本質を見る力こそが新しい価値を生み出す」という松本氏の言葉は、美容やウェルネス領域でも通じる視点ではないでしょうか。
TENGAおよびirohaの最新情報は、公式サイトでご確認いただけます。
公式リンク
・TENGA公式サイト:[[TENGA]](https://www.tenga.co/)
・iroha公式サイト:[[iroha]](https://iroha-tenga.com/)
注釈
[1]「プレジャーアイテム」は株式会社TENGAの登録商標です。