毎日の肌ケアに使う美容液、その原料がどこからきているか、考えたことはありますか。
長年愛され続けるスキンケア「ドモホルンリンクル」の原料として知られるオタネニンジン(高麗人参)が、今まさに大きな転換期を迎えようとしています。
自然との共生を理念に掲げる再春館製薬所が、次世代農業技術によってその栽培を根本から見直すプロジェクトを2026年6月より始動させます。

◆◇「ドモホルンリンクル」の原料が、国内スマート栽培へ
再春館製薬所が主力製品「ドモホルンリンクル」の原料に使用してきた「長白参(ちょうはくじん)」は、中国・長白山の厳しい気候の中で7年かけて育ち、有用成分「ジンセノサイド」を豊富に蓄えた特別なオタネニンジンです。
しかし現在、国内で流通するオタネニンジンのうち約99%[1]が海外産に依存しており、安定供給という点で課題を抱えているのが実情です。
そこで今回、NTT東日本・テクノーブルと連携し、魚の養殖と水耕栽培を組み合わせた循環型農法「アクアポニックス」にICT・AIを融合したスマート栽培の実証実験が動き出します。
国内で2年育てた苗を水耕栽培に移行することで、わずか数か月での収穫が見込まれており、長年愛用しているファンにとっては「使い続けられる安心」につながる取り組みといえます。
◆◇完全無農薬・全草活用で、美容素材としての可能性が広がる
実証施設「Aquaponics Lab(アクアポニックスラボ)」は東京都調布市のNTTe-City Labo内に新設され、2026年6月より栽培環境データの収集・AI分析がスタートします。
このプロジェクトが注目したいのは、完全無農薬かつ室内で環境制御された栽培という点だけではありません。
これまで根の部分が中心だったオタネニンジンの活用を、葉・茎・実まで余すことなく使う「全草活用」へと発展させ、新たな機能性原料の開発まで視野に入れています。
再春館製薬所はすでに2026年、「紅参(こうじん)」エキスに関する美白・抗老化・紫外線による細胞損傷の修復など4領域の特許(特許番号:第7836035号)を取得しており、そのノウハウをさらに活かせる環境が整いつつあります[2]。
まとめ
普段何気なく手に取るスキンケアの原料が、持続可能な形で国内から届く未来へ——気になる方は再春館製薬所の公式サイトや、見学希望はNTT東日本の窓口でご確認ください。
自然とつながることを理念に掲げるブランドの、真摯な一歩に注目です。
公式リンク
・再春館製薬所公式サイト:ドモホルンリンクル公式
・NTTe-City Labo(施設詳細・見学問い合わせ):NTTe-City Labo
注釈
[1] 農林水産省「薬用作物をめぐる事情(令和6年6月)」および「薬用作物をめぐる事情(令和8年1月)」より。
[2] 特許番号:第7836035号。
美白用皮膚外用剤・抗老化用皮膚外用剤・紫外線による細胞損傷の修復用皮膚外用剤・ジンセノサイドRg5からなる美白剤の4領域。
効能効果の発現を保証するものではありません。